馬鹿丸出しのテレビ報道
5月8日
◆幼稚園児の列に暴走車が突っ込んだニュース。まず最初に、どうして狙ったようにそこだったのか。偶然だろうけれど、過去にも、似たような事故があった気がする。何もよりによってそこに突っ込まなくても。
◆しかし、そんなことより、事故を報道するマスコミが、聖人君子面で幼稚園に質問する馬鹿丸出しがなんとかならないのだろうか。状況や原因を知りたいのは幼稚園側であって、幼稚園は被害者なのに、テレビのリポーターや質問者は、まるで鬼のクビをとったような態度で無神経な質問や情報の流し方をする。幼稚園が狭くて遊べる庭がなかった。それは事実かもしれないけれど、いまそれを流すと、どうレッテルが貼られて曲がった解釈が広がるのかわからないのか。オマエたちのやってことをイジメというのだ。
◆随分前に、中国に修学旅行に行った中学生だったか、列車事故で亡くなったご両親に、「いまのご気分は」と質問した馬鹿がいた。「悲しいです」とか「腹立たしいです」と言わせて、オマエ以外の誰が喜ぶんだよ!!とテレビに向かって怒鳴った。いつまでたっても、報道姿勢に変わりがない。
◆マスコミの馬鹿さ加減に付き合って、そういう情報に慣れてしまうと、日本中が馬鹿になりそうで気分が悪い。
◆いまはただ、被害に遭ったこどもたちの冥福を祈りつつ、そのご家族の悲痛な気分を思うばかり。まったく他人ながらやりきれない気分。