空にお願い!!
インディ500とモナコGPという、世界三大レースのふたつが同時に襲いかかってくる5月最終週がやってきた。
世界で最も速いレースと、F1でいちばん遅いレース。ほぼフラットな全長4.023kmの弁当箱型オーバルと高低差40mの全長3.337の市街地。
どちらも金網に囲まれているけれど、まったく違う性格でありながら、どちらも壁ギリギリに走らなければならないリスクと隣り合わせという意味では同じジャンルに入れることができる。
だが、決定的に違うのは、インディは雨ではできないが、モナコは場合によっては雨が乞われるところだ。
インディ500にはレインタイヤの用意がなく降り始めたらアウト。モナコも、雨が酷くなれば、セナが鬼神の追い上げを展開した1984年のように、中断はあるけれど、土砂降りでなければ時として歓迎される。
2019年5月26日日曜日の天気予報はどちらも雨マーク。インディ500は降らずに、その分、モナコで降ってくれ、という望みが、天に通じますように!!
photo by REDBULL