どんどん便利になっていくありがたい世の中
◆童夢の創始者でいらっしゃる林みのるさんとのフェイスブックのやりとり。せっかくなのでこちらでもご紹介。
・・・・ ◆山口正己 ☆☆林みのる
◆本当に馬鹿らしいですね。
これは、日本が徹底的に“便利で楽な暮らし”が推奨されて今日に至ったことのツケとして回ってきたのではないでしょうか。
私は大学生の頃、テレビとインスタントラーメンが日本を路頭に迷わせると思って怖くなりました。チャンネルを回せば、好きなところに行けるテレビ、本来は母の愛だったりするはずの食事が、お湯をかけて3分でとっても美味しくできてしまうインスタントラーメン。何かが失われていく感じがしました。
現在は、テレビがインターネットに進化し、インスタントラーメンがレトルト食品に昇華して、さらに深みに到達しています。
卑近な例にコンビニがあります。コンビニエンスストアの名前の通り、とっても便利。でも、専門店が持つ“深い知識”が必要なく、機械のようになんでもある。当然、“人づきあい”とか必要なくて、気楽になんでも揃う。しかし、これは、ファミレスと同じく、なんでもあるようで実は何にもない、ということでもあります。本物は何にもない、これ気付かないとヤバイ。といいながら、便利なので、私もすっかりお世話になっちゃってますけど。
次に来ているのは、AI化のひとつの集大成である自動運転です。
工夫して何か新しいシステムを創り出すことに長けている日本人は、『安全』と『快適』というありがたく見える天下ゴメンのキーワードに向かってせっせと自動運転の研究開発を進めています。でも、本質はどうよ、と思います。
マニュアル→オートマ→自動運転と、一見“進化”に見える文明の“新化”によって、本来の“真価”であるはずの大切な文化が蝕まれていく。そもそも、人の役に立つはずのテクノロジーが、実は人を退化させている? AIもテクノロジーの進化も大賛成ですが、究極の目的は、人が豊かになることではないでしょうか。
豊かって、何にもしないことでしょうか。
エネルギーと同じく、世の中のあらゆるものは、必ずどこかでバランスが取れるようになっていることを、少しだけ考えてみたと思います。
テクノロジーの本当の進化は、結局『人』の深い思考なしに本質的な前進をしない。“進化”ではなくて“深化”が必須。日本人のこの“深化”を苦手にしてしまったのは、WGIPだけではなさそうです。
本当に日本は便利で平和と思います。その分、どこかが大きく凹んでいる。このバランスをどう修正するか。いま、そこに気付く時期に来ている気きがします。
☆☆林 みのる
人類の発展や世界の平和は置いといて、日本の問題は、つまるところ愛国心の欠如やね! 政治の話をするだけでウザい人と思われるような風潮や愛国心や日の丸や国歌がダサいと感じる感性や他国から理不尽に貶められても受け流せる恥知らずな鈍さなどが、今の、中身の無い上っ面だけの日本を作り、その中身に密やかに拡がりつつある異文化にも気が付かないままなんだと思うよ。
だからレース界ではレーシングカーを輸入する事に憧れはあっても抵抗は無いし、docomoが韓国のスマホを主力商品として販売しても客は離れないし、未だに朝日新聞が売られているし、NHKが反日的な報道をしてもデモも起きないし、こんな時に韓国訪問する議員が辞任勧告される事もない、一見、泰然自若に見える超無関心不見識不感症な日本人で溢れていて、開眼性盲目的なまま運転しているみたい。
どこに行くんやろうね?
◆山口 正己 いったいどこへいくのでしょうか
そういえば、中村良夫さんが、『クルマよどこへいきたもうや』という本を書いたのは、もう30年近く前です。