F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

レッドブル、無重力でタイヤ交換訓練!!

無重力状態の真っ最中。

◆2019シーズンに3回も最速ピットストップ記録を更新したアストンマーチン・レッドブル・レーシングの“新たなチャレンジ”だ。

◆ブラジルGPでh、4本交換に1.82秒というとんでもない記録を打ち立てたレッドブル・ホンダ。フェルスタッペン+レッドブル・ホンダの優勝に貢献したのが、このチームワークだったのだが、そのチームワークを証明するために、かどうかは知らないが、2005シーズン用のRB1を、モスクワ近郊のガガーリン宇宙飛行士訓練センターに持ち込み、“限界が一切存在しないこと”を証明することにした。協力したロシア国営宇宙公社『Roscosmos』も暇、いや、余裕があった。

これから始まる歴史的瞬間を待つイリューシンの前で。イリューシンというよりイリュージョン?!

◆45°で上昇して45°で下降する放物線フライトで、頂点付近で約22秒間無重力状態が生まれる。その間にタイヤを交換しようというものだ。どんな意味があるのか全然わからないが、そもそもF1レースに意味なんかない。面白ければそれでいい。

◆参加したメカニックのポール・ナイトは、「最初に体験したパラボリックフライトはすごく奇妙な感覚だった」とコメントし、調子に乗って続けた。

◆「事前準備なんてできないゼ。Roscosmosのインストラクターは『とにかくじっと座って無重力状態に慣れろ』と言ってた。上昇しているのか、下降しているのか、最初はわかんなかったヨ」

◆「最初、生まれたての子鹿みたいにガクガク脚が震えてた。でも、ポジションを維持しながら無重力感覚に対処するベストな方法をつかめた。想像を超えるすごい体験だったよ」

かなりぐったりしている?!

◆地上ではありえない光景、とレッドブル・レーシングは伝えているが、企画自体がありえないだろ。“まったく新しいタイヤ交換方法”。確かに。何秒で交換できたか極秘だが、宇宙新記録が樹立され、今後も破られることはないだろう。誰もやらないだろうから。

◆「この方法でピットストップタイムが短縮されるかどうかは不明」。当り前だ。

馬鹿馬鹿しいことげも全開でやるのがレーシング。

◆一方、無重力にはあまり望ましくない副作用が起きる可能性があるらしい。Roscosmosの広報担当者は、「地上にいる人間の三半規管は、重力を基準にして機能しているため、無重力に慣れて機能するまではある程度の時間が必要です。航空機を使った無重力再現では適応するだけの時間的猶予がないため、”逆流現象”の危険性があります」。簡単に言うと、ウゲェってなっちゃうかも、ということだ。

◆イリューシンで無重力体験をしたフライトクルー、ピットクルー、宇宙飛行士インストラクターに、F1ピットクルーが加わった。だからなんだ、ということではあるが、アップダウンを繰り返すイリューシンの機内には、撮影クルーも乗り込んでいた。ご苦労さまです。

◆撮影ディレクターのアンドレアス・ブルンスは、「ジェットコースターでできる限りの準備をしてきた」と万全の体勢で当日を迎えた。

◆「甥っ子たちとテーマパークへ行って、Gフォースがどんな風に作用するか確かめてみましたが、正直に言うと、しばらくすると全員真っ青。対処法は、フライト中に動き回ることみたいで、多少は効果があったかもしれないけれど、回復に丸1日かかりました」

◆無重力でのタイヤ交換訓練をしたレッドブル・ホンダ、アブダビでは、1.4秒くらいの新記録が出る、かな?

photo by REDBULL

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