富士スピードウェイでみなさんが祝ってくれた68回目の誕生日。
◆68回目の誕生日は、みなさんが祝ってくれるというので、お祝い会場の富士スピードウェイに出向いた。えっ? トヨタガズーフェスフティバルじゃねぇのかって? 俗世的にはそうも言うらしい。
◆NISMOフェスティバルと同じく天気もよく、お客さんもそれなりに入っていて、和気あいあいムードは、TGRの方が上だった。そう感じた最大の理由は、入場無料というところにあるのかもしれないが、こういうところの“余裕”が最近のトヨタの強みだ。
◆これはアンケートを取ったり、何かのデータがあるわけではないけれど、会場のパドックやグランドスタンド裏をうろついて観察した限り、マニアやオタクの占有率が、NISMOフェスティバルよりはるかに低いように見えた。ホンダのファン感謝デーも、広がりを感じるが、ガズーは、素人さん比率が一番の感じがする。
◆マニアを大事にすることももちろん大切だが、より広範囲の興味をクルマをモータースポーツに引き込むために、“通りがかり”やいまのところモータースポーツに興味がない人々の興味を喚起するのは重要なことだ。最近のトヨタのガズーの戦略にはそういう風を感じて心地いい。
◆もちろん、調子に乗ってンじゃない、という流れも時折見えるけれど、それは将来に向けて修正していただくとして、爽快な気分になれた誕生日だった。ホラ、やっぱりオレのためだったでしょ。マツダの藤原副社長が、誕生日のサプライズで、ルマン復帰もプレゼントしてくれたし。
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