なにはともあれ、ネルソン・ピケ!!
◆最も好きなF1ドライバーは、ネルソン・ピケだ。
◆食事のテーブルに呼ばれたことがあるという理由もあるけれど、ネルソンの開けっ広げなところが大好き。
◆BMWでルマンに出たとき、“何故また、ルマンなの?”と訪ねたら、「友人がたくさん出てるから、ヤァ、って言いに来たんだよ」という答えがかっこよかった。
◆いつだったかモナコで、当時5人ほど付き合っていた彼女の一人のシルビアに、“ネルソン見なかった?”と聞かれたピケの友人だった間瀬明カメラマンが、ちょっと困って、“さっき予選のときはピットにいたよ”と答えたのには吹き出した。ドライバーが予選のときにピットにいなくて、どうする!?
◆ピケが50歳の誕生日に披露した新居の寝室には、シャワーが二つあった、と間瀬さんから伺った。何故二つ?と訊いたら、「終わった後に、待っているのはいやじゃない?」と逆に質問されたそうだ。確かに。しかし、なんたる自由な発想。
◆新居から買い物に行くピケに「付き合う?」誘われ、連れていかれた納屋にヘリコプターが停めてあって、ボタンを押したら屋根が開いて飛び立ったそうだ。何から何までスケールがでかい。
◆そういえば、モナコGPの時にモナコ湾の隣のハーバーに係留してあったクルーザーには、ヘリコプターが搭載されていた。
◆ウィリアムズ・ホンダ時代のホンダの総監督だった桜井淑敏さんが、「F1がすべてだ」というピケを、“でも、毎回グランプリの会場に女を連れてきているじゃないの”と茶化したら、真顔で、「え? ボクはやったら直ぐ寝られる。そのために女にいてほしい」と答えた。
◆ある人から質問された。「F1ドライバーがテストなどでピットに戻った時に何かを探す目をしているのを知ってるかい?」。“何を探しているんですか”と訊いたら、「慰めてくれる相手だよ」。みんなそうなのだ。ネルソンが隠さないだけ?!
◆男は女のサポートが必要、ということを、一番知っていたネルソン・ピケだった。
※2番目は、たぶん、ゲルハルト・ベルガー(笑)。
photo by [STINGER]