F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

F1は環境問題から逃げてはいない

F1は環境問題から逃げていない。

◆一昨日の続き。エコに限らず、環境問題について、BBC F1に興味深い記事があった。

◆オーストラリアの火災で、開幕戦が懸念されているF1GPだが、一方で、環境問題に対してF1GPはさらに前進することを決意していることも見逃せない。

◆F1のエンジンは、すでに一部のバイオ燃料を使用しており、“燃料の5.75%のバイオ成分を含む”という規定は、2021年には10%に増やされる予定だ。昨年11月には、2030年までにカーボンニュートラルに備えたプロジェクトが発表され、2025年に次世代エンジンがカーボンニュートラル合成燃料で実現する計画が進行している。

◆FIAのジャン・トッド会長は、「モータースポーツは2つの理由で危険にさらされる可能性がある。1つは環境と大きなクラッシュ」とコメントしている。いずれも社会問題として攻撃される要素をもっているが、トッド会長は続ける。

◆「モータースポーツの将来を確保するには、安全性と環境が不可欠。グリーン燃料がそのひとつの答えとして専門家が取り組んでいる。チームやエンジンのサプライヤーを中心に、すべての専門家と協力しており、費用が発生する場合、FIAは喜んで受け入れる」として、解決に積極的な姿勢だ。

◆また、F1の最高経営責任者であるリバティ・メディアのチェイス・キャリーは、「リーダーとして可能性を示す最前線にいます。実際の研究開発を行うためのリソースを持っているエントラントが多大な努力でエンジンの環境問題に取り組んでいます。自動車メーカーとそこにオイルを供給するオイルメーカーは、合成燃料と高度な燃料技術の研究開発を続けており、カーボンニュートラルの目標に到達するための適切なステップを踏み、ハイブリッドエンジンの可能性を示すプラットフォームになろうとしています。これは、守るのではなく攻め続ける問題で、我々がリーダーの役割を果たし、目標を達成するための道を開く能力と機会があります」

◆ちなみに、環境問題はF1の現場でのエンジンを中心にターゲットにされやすいが、実際に排出されるカーボンは、マシンやパーツの移動など、現場とは離れた部分が45%、スタッフの移動が27.7%を占めており、F1が2018年に全体として放出したと計算した炭素は256551トンで、F1マシンから排出したカーボンは、F1全体のCO2総排出量の0.7%に過ぎない。

◆要するに、観客を含む移動という視点では、サッカーワールドカップやオリンピックなど、すべてのグローバルスポーツに共通することだということだ。

◆ちなみに、2010のFIFAワールドカップの二酸化炭素排出量は、280万トン、つまり10年分のF1シーズンだったという。

◆しかし、スポーツは、見物する人を感動させ、幸せにする、という側面から、継続が必須。もしCO2問題が本当なら、という注釈をつけたいが、それぞれが創意と工夫で環境に配慮して闘っていくことが重要だ。

photo by [STINGER]

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