いきなりすっぴんみせるの、ヤメテ!!
◆いつからか、電車の中で盛んに化粧をする人をみかけるようになった。初めて観た頃はびっくりした。今でもなんだか恥ずかしい。それは、化粧は本来、人さまから見えないところで行なうものだ、と思っているからかもしれないが、“人前で化粧をするのは娼婦だけだ”という意見を聞いて、ものすごく納得できた。やはり化粧は完成させてから電車に乗ってほしい。
◆最近はもっと過激な場面をYou-Tubeで見かけて、うんざりする。昨年暮れには、すっぴんから化粧する様を流している英会話の女性の先生の動画を観て、二度とその番組を観なくなった。これを見せることにどんなメリットがあるのだろうか。イメージダウン以外のナニモノでもない。
◆美しく見せたいという願望が化粧する人にあるのと同じように、見る方も美しいものを見たいと思っている。使用前の眉を剃ったすっぴんは、結婚して、人前で放屁はしなくても、お尻をポリポリかいたりするくらい落ちぶれて、いや、親密になって、でもいいけど、それからで結構です。結婚してからなら、そこまでの間にすこ~しずつ“怖いもの”に慣れて免疫もできるから耐えられる。でも、いきなりすっぴん見せられて、うれしい人っているのだろうか。
◆もしかすると、裸をちらっと見せるのと、すっぴんを見せるのと同じ感覚でみせているのだろうか。どっちでもいいけど、昨日病院に行ってもらった風邪薬が効いて治癒の方向に向かっていたというのに、再び具合が悪くなってしまったじゃないか。
◆You-Tubeは自由な発表の場だ。でも、いつも化粧している人がすっぴんを見せるのだけは禁止にしてほしい。
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