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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

F1中止を懸念させるほどの事件

開幕戦オーストラリアGP会場のメルボルン。1日も早く平安が戻りますように。

◆数日前より軽くなったが、依然として軽く咳き込む。医者嫌い(というか面倒)なオレとしては珍しく医者通い。今日は咳止めと入眠剤をもらった。しかし、そんなことに世界はお構いなしに動いている。

◆オーストラリアの火災は、“恵みの雨”で鎮火したが、今度は雨が酷くて水害に転じたという。なんとも、気の毒というか、皮肉な話だ。

◆一方、中国の新型コロナ・ウィルスのニュースも世界を駆け回っているが、この二つが影を落としているのがF1GPだ。オーストラリアGPは火災のせいで、また中国GPは新型コロナ・ウィルスのせいで開催が危ぶまれている、というもの。

◆F1が中止になるほどの事件といえば、最近では、2011年バーレーンGPが、政変の影響で中止になっているが、マレーシアGPが2017年限りで途絶えたのは、経済的な理由。1976年と1977年のたった2年で途絶えた富士スピードウェイの日本GPも、言ってみれば経済の問題だった。

◆スパ-フランコルシャンのベルギーGPも何度か中止になっているが、いずれもダイレクトにではないにしても、経済的な理由だったといっていい。しかし、今回のように、開催権を巡る経済的な理由以外でF1が中止された例は、ほとんどない。逆に言えば、オーストラリアの火災も中国のウィルスも、F1GPの中止を考慮しなければならないほどの大事件ということになる。

身体がダルイのは、かすり傷にもならず、被災された方や周囲の方々にはお悔やみ申し上げ、1日でも早い復興がなし遂げられ、平穏が戻ることを祈らずにはいられない。

photo by [STINGER]

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