いらっしゃいませこんにちは
◆『いらっしゃいませこんにちは』という挨拶はいつから使われるようになったんだろう。
◆いらっしゃいませには返事がいらない。あっても、知ってる店の店員だったら、“あ、どうも”くらいは返すかもしれないが、ふつうは反応しない。しかし、“こんにちは”と言われたら、なんらかの反応が必要だ。『いらっしゃいませこんにちは』は、二種類の挨拶が一緒になって、こちらがどっちにしていいか分からん状況になる。ってこんなことを説明しなくちゃいけない状況まで想像してテンションがダウンする。
◆ところで、この『いらっしゃいませこんにちは』はいつから始まったのだう。出所は北海道じゃないかとか、いや、名古屋発らしい、とか定まらない。
◆同じように『○○になります』てのも背筋がゾクッとする。バイト敬語と言われるらしいが、ファミレスで頼んだカツ丼をテーブルに置くときに、「こちら、カツ丼になります」。“なります”って、このカツ丼はいままでなんだったのだ、と突っ込みたくなる。
◆「お待たせいたしました。カツ丼です」でなぜいけないのか。想像するに、“~なります”というとていねいになると思っているのかもしれないが、だったら、「カツ丼でございます」だって。
◆こちら→、アルファタウリ・ホンダになります。これは正しい、なぜって、去年まではトロロッソだったんでね。
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