問題は、年寄りの疾病患者。全員ではない!?
◆もしかすると、コロナを必要以上に怖がりすぎてはいないだろうか。もちろん最低限の保守として、手洗いうがいは必須だが、それは、自分を護るためというより、拡散を防ぐためだ。拡散すると、高齢者に移る確率が高くなる。感染して問題なのは、極論で言えば高齢者だけ、という意見もある。
◆高齢者が感染しても、健康ならリスクは低い。問題は、糖尿病や心臓病などを患っている高齢者がCOVID-19に感染すると、治癒力が弱まっているので、肺炎などを誘発するリスクが高い、ということだという。逆に言えば、若くて普通に元気なら、COVID-19に感染しても、風邪の一種なので問題ない、ということになる。
◆若くても感染はする。健康なら気づかないうちに保菌者になっている可能性がある、ということでもある。だから、他人に移さないためにマスクをすべき、というのが正しい見解、ということになる。
◆ということで、マスクは、加害者にならないためだが、元々予防の効果は、ほぼ期待できないという。咳やくしゃみでつばや鼻水が飛ぶと、COVID-19が飛び散る。COVID-19の大きさを考えると、マスクの編み目は、まるで効果がないらしい。咳エチケットが煩く言われるのは、そのためだ。
◆マスクは、感染している可能性のある自分から、感染者を増やさないためのもの。自分がCOVID-19に感染しないためには、手洗いかアルコール消毒、うがいが必須、ということになる。
◆COVID-19を怖がりすぎというのは、例えば、致死率をみると、まず、鳥インフルエンザや、致死率50%のエボラ熱、9%のSERSや34%のMARSに比べると、圧倒的に致死率が低いからだ。バカにしてはいけないが、単なる風邪だから。
◆怖がりすぎで萎縮して、思考回路が疲弊すると、経済効果がどんどん下がる。レストランに行かなければやがてやっていけなくなってつぶれてしまう。すでに、シルクドソレイユが観客が減って数千人の解雇を決めたというニュースを見てなんとも虚しい気分になった。鍛練を積んだアーティストたちが、路頭に迷うなんて!!
◆経済を回しているのは一人一人あることが改めて浮き彫りになったわけだ。政府やメーカーの場合、“どんどん出歩きましょう”とは言えないために、どうしても自粛ムードが先行して、結果としてイベントが延期や中止になる。モータースポーツ界も同じように延期や中止が相次いで、世の中全体が疲弊している。
◆各方面が知恵を絞って、例えば、F1GPは、過去のレースを振り返ったり、eスポーツとして主要ドライバーに呼びかけたりすることで、平安が戻るまでの閉塞感を凌く工夫をしている。
◆疲弊を打ち破るために、我々ができることは、まずは、手洗いとうがいの徹底。その上で、みんなが楽しめる意見があれば、是非、お寄せください。
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mys@f1-stinger.com(山口正己)
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