インディ500の“前向きな延期”が凄い!!
◆インディ500が延期された。そこで感じたのは、いつもの閉塞感ではなく、今年、オーナーとなって初めての“the500”を迎えるロジャー・ペンスキーを始めとする主催者の想像を絶する努力と前向きな姿勢だった。
◆F1GPや国内レースでも、変更は、参加者や観客の安全を最優先にしながら、さまざまなすり合わせや経済的な負担の軽減について議論が必要な難事業だが、インディは別格。なぜなら、通常のレースのように、2日か3日で終わるのではないからだ。
◆マンスof Mayと呼ばれる数週間に渡るフリー走行や複雑な予選をこなした上で、40万人と言われる観客を集める。簡単に“ズラした”だけでは済まない。
◆さらにそのリスケの各方面への複雑なすり合わせの中で、前向きに「今年も、素晴しいスペクタクルを提供する自信があります」とコメントしたロジャー・ペンスキーの偉大さを改めて感じさせられた。
◆今はただ、閉塞感から開放され、まさにペンスキー御大の言葉のように、世界中のレースがスペクタクルに展開する日をじっと待つのみ。
◆しかし、冬の次は春。F1GPの開幕と共にここはグッと我慢して待つ。待てば回路の日和あり、といういい言葉もある。みんなでガンバロー!!
【F1-STINGER】
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