塞翁が馬
◆webilo辞典によると、塞翁が馬とは、こういうことらしい。
◆『人間の禍福は日々変化するので、予測することはできないものだ、という意味の諺。「人間万事塞翁が馬」とも言う』。
◆人知ではどうすることもできないことがある、というと悪いことばかり考えたくなるけれど、解説をよくみていくと、何が幸せか、何が不幸かわからない、とある。
◆災い転じて福と成すってことも、これにあたる、ということと解釈して、しばらく辛抱してがんばろう。
◆解説は、こちら。
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〈塞翁が馬〉
国境近くのとりで(塞)に住んでいた老人(翁)は、ある日、飼っていた馬に逃げられてしまった。近所の人たちが慰めると「これは幸運なことである」と翁は話をした。すると、その逃げた馬がやがて立派な馬を連れて帰ってきたので、「本当に幸せなことになりましたね」と周囲の人たちが話すと、今度は「これは不幸なことである」と翁は返事をした。実際、その馬に乗っていた翁の息子が、落馬して怪我をしてしまったのである。その不幸を同情していると、今度は戦争が始まり、怪我をしていた息子は兵隊に取られることがなく助かったという物語。
この物語から、何が幸せで、何が不幸なことにつながるかは分からないということを教訓として伝えている。
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