カペちゃんの誕生日
レイトンハウスの二人グージェルミン（左）とカペリにいじられる。オーストラリアGPの『GPX』ツアーのパーティで。
◆イーバン･カペリが5月24日に57歳の誕生日を迎えたことは既報の通りだが、レイトンハウスに在籍していた関係で、随分親しくさせてもらった。
◆結果として、F1ドライバーとしてそれが仇になることになったけれど、本当にナイスガイ。たとえば、F1ドライバーになった後も、高校の時の同級生と食事に行っても、必ず割り勘にした。「いつまでもフェアな友達でいたいから」というのがその理由だった。
◆最高の逸話は、1988年ポルトガルGPで2位表彰台に上がったイーバンに、喜んだレイトンハウスの故赤城社長が、お祝いの時計をプレゼントした。贈られた時計を見たイーバンは、自分には高級すぎると、父親にプレゼントした。それを聞いた赤城社長は、母親にもペアの時計を贈った。いい話でしょ!!
◆1989年第2戦サンマリノGPで、ゲルハルト･ベルガーのフェラーリがクラッシュして火に包まれるアクシデントが起きた。レースを終えてイーバンが帰宅すると、玄関でずっと待っていた母親が、「次からこれを着なさい」と耐火のアンダーウェァを渡した。これも、泣かせる話。
◆いまでも、出逢うと、下顎をちょっと突き出して、人懐っこそうな笑顔を見せてくれるナイスガイに、心からHappy Barthday!!
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