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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

なんでもやるF1チーム!?

いずれにしても、タイヤがカギを握っている。

◆今日からスペインGPが始まったが、先週の敷くバーストンで、メルセデスがタイヤで苦労した理由は、空気圧だった。

◆高速シルバーストンで、メルセデスが2台揃って最終ラップでタイヤバーストに見舞われた。これはあたかも、メルセデスがへの攻撃性が高いなどの憶測が出回ったけれど、実は、メルセデスのタイヤがそうなったのは、シャシーのタイヤ攻撃性ではなく、空気圧にあった。

◆F1にタイヤを一社するピレリは、展開を面白くしてファンに楽しんでもらうことを目的で、第4戦と第5戦の連続開催となったシルバーストン・サーキットに、それぞれ違うタイヤを供給した。各13セット渡される3種類のコンバウンドを、第4戦より第5戦に、一段柔らかくしたのだ。

◆柔らかくすると、グリップが高くなり、高速でタイヤがリムからはずれたりずれたりしないように、空気圧をするのだが、空気圧を高くすると、タイヤの中央部分が膨らんで中央部分が膨らむことになって、中央部分に強い負荷がかかり、メルセデスの2台とマクラーレンのサインツのタイヤが、回転方向の中央部分にブリスターができ、バーストにつながったのだった。

◆ところで、タイヤとシルバーストンといえば、2013年を思い出す。ハミルトンを始め、5台のタイヤがバーストした事件だ。

◆そのときの原因を思い出した。チームが勝手に、回転方向を逆にして装着していたという驚きの事実。その状況はこちらに詳しいが、改めて、“F1はなんでもやる”と感心したり呆れたり。

◆そんなことを考えると、明日のスペインGPの予選がますます楽しみになってきた。

photo by PIRELLI

 

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