腹が立つゴーン会見
◆ゴーンがレバノンで会見を開いた。12カ国から60人の記者が参加したというが、日本はことごとくハネられてテレ朝だけが参加したらしい。当然だ。反対意見を言う質問者は要らない。朝日新聞系列なら、日本のことより赤い方面寄りの記事を展開する。だから呼ばれたに違いないが、それはともかく。
◆「改めて無罪を訴えます」と、ゴーンは日本にやられたようなコメント。本当に無罪なら、分け隔てない記者からの容赦ない質問に、正々堂々、理路整然と答えればいい。呼ばない時点で、後ろめたさと自信のなさが証明された。
◆しかし、情けないのは、結局ゴーンに報道管制されていることだ。「日本の政治観の実名を出す」という“約束”も、「レバノンに迷惑がかかるから」という突然殊勝なコメントで行なわれなかった。
◆日本政府は、ゴーンを匿った瞬間に、身柄を渡す要求をし、そうしなければ国交を断絶し、支援のすべてを停止する、と伝えてくれ。
◆除夜の鐘は108回だが、ゴーンは1回で充分だ。