今年限り
◆ホンダは、2021年限りでF1活動を休止することを昨年発表しているが、2022年のモータースポーツ活動について10月7日16時から会見を行ない、声明を発表した。
◆声明は、モータースポーツ活動を継続するとしているが、その頂点のF1GPを欠いた奇妙な形は否めない。確かに、社会状況から、カーボンニュートラルを中心とした“事情”があるとはいえ、ホンダはこれまでのホンダではなくなる、ということになり、世間的には、F1GPがホンダに見捨てられたというイメージなってしまったのはなんとも。
◆見捨てた、という表現は若干エキセントリックだが、少なくとも、自動車メーカーが持つ義務というか、特にホンダの場合、“モータースポーツに貢献する”というポジションがホンダのホンダたる所以だっただけに、ため息が出て、ホンダでもこうだとなると、世の中の流れが、“モータースポーツ”から遠ざかる、ということを感じずにいられない。
◆いまはただ、これが被害妄想であることを祈るばかり。
photo by Honda