みんなで観よう!!–明日13日午後1時からNHK-BSで『栄光のルマ!!
1971年に、俳優のスティーブ・マックイーンが、ルマン24時間を題材に制作した名作『栄光のルマン』が、明日7月13日13時からNHK-BSプレミアムでリバイバル放送される。
『栄光のルマン』は、1966年の『グラプリ』とともに不朽の名作として高い評価を受けており、間違いなくモーターレースを題材にした映画の中では、誇張や嘘くささのないモーターレーシング作品。
ちなみに、私はテアトル東京の封切りを3度、その後テレビで5度は観ている気がしますが、観るたびに新たな発見があります。
さいきんの映画でいえば、ニキ・ラウダとジェムス・ハントの『ラッシュ/プライドと友情』に匹敵する『栄光のルマン』。初見の方は、◎のオススメです!!
それは、マックィーン自身が、熱心なレースフリークであり、セブリング12時間やデイトナ24時間に実際に参戦かして、いることから、レースの表現にとことここだわりを持って制作が進められたからだ。
当時は、大挙して出場したポルシェ917が、さまざまなカラーリングととボディ形状で登場するのも興味深い。さらに、フェラーリ512、ローラT70、マトラ・シムカ660 フェラーリ312T、フォードGT40、マトラMなど多様なマシンがしのぎを削ったが、当時はF1GPよりもルマンを含むスポーツカー耐久シリーズ(今で言うWEC)の方が、人気も格も上だった。それは、大挙して自動車メーカーが参加し、簡単に言えば金が落ちる世界がF1ではなくて、こちらだったことによる。
その中心となったルマンが面白くないわけがない。
明日の13時からは、外出中の人も多いことだろう。是非ビデオ予約してからお出かけになるよう、お願いいたします。
[STINGER]山口正己
photo by LEM24