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感慨深かった100周年ルマンに向けて錆落とし

 

磨かなくちゃ。

◆ ルマン24時間を見物してドッと疲れた。24時間の長丁場だったからでもなければ、ライブタイムメモをシコシコとお届けしたからでもない。まぁ、歳のせい、というのは若干あるけれど、何やら複雑な気分になった。

◆終盤の2時間、フェラーリとトヨタのトップ争いに釘付けになり、ドキドキして疲れたこともあるけれど、疲労の理由はもっと基本的なところにあった。

◆100周年という記念レース見物に知り合いが行っていることをSNSで見るまで、行かねば、という気になっていなかった自分を発見したからだ。今までなら、“百周年”と聞いた瞬間にいても立ってもいられず、格安チケットをポチッとしていたはずなのに、そういう感覚にならなかったことに驚いたのだ。中学生でレースに興味を持ち、一途だったレースに対する感覚のさび付きに気付いて“プロのレースファンの名折れ”と思って愕然とした。

◆もちろん、レースの面白さのポテンシャルが落ちている、という見方もあるけれど、以前は“区切りのレース”と聞いた瞬間に、そんなことにお構いなく行かずにいられなくなっていた。

◆リヤウィングのないプジョーや、コンベショナルなポルシェ、50年ぶりのフェラーリ・ワークスの参加、でかさで空力的に苦しいはずのNASCAR仕様のカマロなど、直接観たい車が目白押しだったというのに。

◆来年はしっかり目を開けて、見逃さないように今から計画しなくちゃ、と改めて気分をリセットしなくちゃ、と思った、といいたくなったのは、間違いなく感覚のさび付きだ。ピカールで磨かなくちゃ!

Photo by 【STINGER】

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