F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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23回目のモナコ

◆5月19日、いつもの朝イチ成田エクスプレスで八王子からモナコへ。今回はチューリッヒ経由。地球が丸いことを実感しながら眺めると、ニースまではチューリッヒ経由が一番短い気がする。どなたか地球儀を見て調べてくれませんか(笑)。

◆旅行代理店(旅の魔法使い)に1年間のスケジュールを送って航空券の予約をどんどん進めていたら、カード限度額を越えた(笑)。笑ってる場合じゃないが、仕方なく請求書にしてもらったが、カードにマイルが付かないのがもったいない(笑)。

◆1987年にGPXを始めた時から数えて、モナコは今回で23回目。この数でイタリアの重鎮ジャーナリストだった故フランコ・リニを思い出した。フランコは、間瀬明さんから紹介いただき、たくさんのことを教えていただいた。1960年代後半に、フェラーリのルマン24時間で監督を務めた御仁の経験談は含蓄にあふれ、聞く度に目からうろこの連続だった。

◆1993年のことだ。オレの7回目のモナコ。いつもは1コーナーでカメラマンに混じって下手な写真を撮っていたのだが、なんとなく別のコーナーに行ってみたくなって、タバコ・コーナーでスタート待つことにした。マシンが飛んでくる(まさに飛んでくる)ガードレールのギリギリで迫力バリバリのそこに行くと、フランコが笑顔で、「マサミ、ここに来るのは何回目だ」、と聞いてきた。この場所に目をつけるのはサスガだ、と誉められると思って、堂々と「モナコは7回目だけれどここは初めてです」と答えたら、フランコはニヤリとして、「私はここで見るのは23回目だ」といった。世の中、”上には上がいる”ということだった。

◆それを聞かなければ、 のぼせ上がっていい気になっていたはずだったが、お陰でふんぞり返ることなく謙虚になれた。今回はその時のフランコと同じ23回目。果たしてオレはフランコの域に達していいるのかと思うと、穴ががあったら入りたい(笑)。数はこなしたが、中身の濃さが実は問題。

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