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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

質素なマレーシア(4月1日)

◆F1のプレスパスは、通常、サーキットの入り口か、近隣のホテルの”accreditation centre”(パス発給所)で支給される。FIAから届いた文書ファイル(去年まではfax併用だった)をプリントアウトしたものにサインして持参、パスポートなどの写真つき証明書を提示して晴れてパスをゲット。

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質素なテント。中のスタッフのサービスも質素でした(^-^)/。

◆マレーシアのセパン・サーキットは、空港に隣接した5つ星のPan-Pacificホテルのカンファレンスルームの一角がパス発給所として使われていたが、今年はサーキット入り口のテントに引越。こんなところにも経済不況への倹約の工夫があった。

◆しかし、感心している場合じゃなかった。去年まで、空港とパンパッ(マレーシアの人たちは、”パ”を非常に強く発音してパンパシフィックをそう言う)までは、無料シャトルが出ていたが、今年はそれも倹約された。お陰で、帰りに往生した。サーキットは言わばジャングルの中にあるからタクシーが頻繁に走っているわけではない。プレスルームでタクシーを呼んでもらったが、乗り場のはずの例のパス発給所までのシャトルのはずの運転手が、「タクシーはこない」と断定、「50リンギでどうよ」、と言ってきた。約1500円が払えないわけではないが、オマエはシャトルの運転手でタクシーじゃないじゃないの。マレーシアのテレマカシーじゃなくて、チョロマカシーはどうも好きになれで、断固認めずプレスルームに戻ってタクシーを呼び直したら1時間損した。余計なお世話は時間の浪費?(笑)。
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箱に内容物の写真を貼って整理整頓のトヨタ。

◆メルボルンから届いた荷物を整理中のピットを覗く。F1GPが整理整頓選手権であることが、こういうところでもよく分かる。例えばトヨタの梱包ボックスには、内容物の写真が貼ってある。コンストラクターズ・ポイント順に並ぶピットの一番隅っこが、先週勝ったブラウンGPというのがなんだか奇妙。

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これはすべてトヨタの荷物。それも一部というからさすがF1。

◆メルボルンで会えず仕舞いだったウィリアムズの中嶋担当メカの白幡さんと再開。[STINGER-VILLAGE]の遅れを陳謝し、「今年の一貴はやってくれそう。チーム内でも、”ニコよりいいかも”という話になってます」との嬉しい情報。メルボルンは残念なクラッシュでレースを終えた一貴だが、この先が楽しみになってきた。

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いきなり向ってきて、”ウォーッ”って、相変わらずお茶目なパパ・ピケ。

◆ピットを散策していると、曙ブレーキのエンジニアのN口さんとご対面。近いうちにブレーキの面白い話を伺うお約束してふと振り返ると、パパ・ピケが自転車でコースの下見に出かけるところに出くわした。最近よく会うが、これも何かの縁か。

【STINGER / Yamaguchi Masami

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