ゴルフ7のカーof theイヤーに思うこと。
オーバーヒートで”待機中”の28万km。(写真は、文章に関係ありません)←だったら出すな\(^o^)/ 。
◆すでに10日前の話なるが、11月23日に開票された2013日本カーof the イヤーで、VWのゴルフ7がイヤーカーに選ばれた。輸入車がイヤーカーを獲得したのはCOTY史上初。 いろいろな意味で時代の変換を感じる。
◆特に感じるのは、時代が一巡したことだ。いい意味で”ガイシャ”や”ハクライ”という言葉が復活を感じ始めて数年が経過した。たぶん1周ぐるっとまわって、日本の特許だった安くて壊れないクルマ作りがどこでもできるようになって、”クルマ個体のポテンシャル”jというか、”存在としてのクルマ”が、昔のように改めて問われているようになったのではないか思う。
◆外国カブレだ、という意見もあるが、いいクルマは、売れるだけのクルマではなくなった、ということかに、日本のメーカーに気づいていただくための警鐘と思えないこともない。
◆ここ数年のアウディやVW、メルセデス、BMWなどのドイツ車や、プジョー、シトロエンなどのフランス車も、”大きくなっちゃった”ことを除けば、クルマとしての質感はとても高くなったと思う。
◆翻って国産車はといえば、品質は間違いなく高くなっているし、質感も高まっているけれど、”品”そのものはどうか、ということになると、どうももう一つな気がする。
◆5年ほど前のバーレーンGPの時にマナマの街中で乗ったタクシーがトヨタ製だったので、日本車は好きかと運転手に訊いてみたら、一番だ、というので理由を尋ねたら、”ストロング!!”という返事が即座に返ってきて驚いた。強さなんて考えたこともなかった。しかし、強いことは、カーマニアではない限りとっても重要なことだ。そこに目をつけ、強くて安いクルマを日本のメーカーは完成させて世界に名を成した。
◆しかし、安くてストロングなクルマを、世界各国のメーカーも、造れるようになったに違いない。世界といえば、韓国と中国も、安さで行くなら人件費の点で日本はいつ負けてもおかしくない状況であることに気づいた方がいいかもしれない。
◆モーターショーは盛況だったようだ。この調子で、”ガイシャ”に負けない”コクサン”が出てくるように祈りたい。