突然ラジオでF1の話題!?
ラジオのニュース番組でF1が取り上げられた。よほどネタがなかったの?
『エフワン』の話題は、45:25〜54:15の約9分間。
それはありがたいのだけれど、
「ホンダはまだやってるの?」
「人気低迷で迷走中のF1、新しい予選方法も失敗」
要するにF1は、”一般世間”からこんな程度の理解しかされていない、ということである。
もし、ここに呼ばれていたらどう答えていいかわからなかったと思う。
「10年ほど前から、安心、安全、エコ方向にクルマが向かったので、F1も、エンジンを小さくしてタイヤを細くして、コーナリングスピードが落ちちゃって、安心・安全の営業マターになっちゃったという皮肉な結果」、というのは、まぁウソではないけれど本質的な観方でもない。
放置するとデザイナーはどんどんクルマを進化させて=速くなって人間の対応力を
越えてしまって危険だから規制を変える。これは、ジャッキー・スチュワートを中心に安全の問題が真剣に議論されるようになった1960年代終盤からの、運営側とマシン制作側のいたちごっこであることは歴史が証明している事実だから。
表面的な単純なことだけ浚って語れば、一般のニュースとしてはまぁオッケーなので、本質から外れたところで、チャンチャンとなってしまっているのが残念。
けれど、往々にして”世間というのはそういうもの”なので、冷静に受け止めなくちゃ。
でも、「F1にくいついて人気が上がっていくってことはないだろう」って、誰がこんなこと言ったのかな?
つまらない、という人が観ればなんでもつまらない。だからって無理やり見ろとは言わないけれど、おもしろいところを抽出して盛り上げなくちゃと改めて思った肌寒い2016年の春。