F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

F1速報

◆昨日のカキの食い過ぎによって、ヤル気が失せることを知った。満足すると、人はやる気が喪失するのだ。ではカキを食わなかった場合にヤル気はあるのか、という議論については、どういうわけか、機会があったときに展開したい、という結論に親近感を感じるのはなぜか(笑)。

◆さて、土曜日と日曜日は、一応全国的に休みなのだが、普段から仕事をしていない、というスタンスのオレとしては、何かをやらなくていい、というムードで、特に翌日に余裕のある土曜日が好きなのだが、土曜日に限って、何か形にしておきたくなるのはなぜだろうか。ということで、明日やる予定の[F1を広めよう通信-WELL]をの原稿を書いてみたりする。

◆一方で、日本の政界が揺れている。前原外務大臣が、馬鹿馬鹿しい理由で更迭されるらしい。何が正しいのか、この国は全然分からなくなっている。なんてことを思いつつ、政変というと、どうしてもバーレーンGPのことに頭がいってしって、F1速報を久々に買った。「バーレーンGP中止から、今F1が何を学ぶか」という若干大風呂敷なタイトルは、想像通り、「売れる本」になっていた。みんなが知りたがっているタイトルだ。

◆バーレーンGP中止の事態を知った人は、”いったい何が起こったのか”を知りたくなるのだ。1988年、中嶋悟さんが予選落ちしたモナコ号に対して、フジテレビのプロデューサーは、”本が売れないと思って困っているでしょう”と心配してくれた。その事態は寂しかったが、間違いなく売れる自信があった。なぜなら、どうして予選落ちしちゃったのか知りたいはずだからだ。それを伝えられるのは、そこで終わるテレビじゃない。時間がある雑誌だ。おかげでかなり爆発的に売れた。

◆「F1速報は、中身として、パドックの中の話だけに留まらずに、きちんと”世界”をとらえていることに共感が持てたので、数軒の本屋をめぐって買った。要するに、売り切れ続出ということだ。これは、この世界の広がりを感じて嬉しい。

◆しかし、家に帰って読み進むうちに、一抹の不安を感じた。素人が一面的な意見を展開することで、なにかが分かったようにまとまってしまっていることに。いや、パドックを離れた取材範囲じたいは、素晴らしいし、オレにはできないと思った。だが、”一歩踏み出したからよくやった”的なイメージで終わってしまうのはもったいないと思った。編集部は、こういう時に、”なんとかしなくちゃ”というエネルギーが集まって、それはとてもいい状況で編集されたと思う。この方向を守りつつ、偉そうに外野は言うが、切磋磨して、もっと邁進してほしい、と思った。バーレーンGP中止は、「順当」という日本人が一番好きな名パターンからは外れてしまったが、そうなると、実は、本物にめぐり合うチャンスがやってくる、と信じて。

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