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FAXが蒲鉾を撃沈させた

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◆立川に用事で出向いて、世の中、まったくもって無駄なことになっていることをつくづく感じたが、それはおいといて(だったら書くな!!)

◆突然だが、『FAXが蒲鉾を撃沈させた』というのをずっと前に書いてしまったままだった。”テレックス”で書類を探そうと検索していたら、こいつがひっかかってきた(^^ゞ 。
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◆物事は必ずバランスが取れる。物事はもう一歩突っ込んで考えるべきってことだ。例えば、FAXが定着した頃、明らかなマイナスの現象が起きた。

◆今やメールの時代になってFAXはもはや時代遅れだが、世界で一番最初にFAXが発達したのは日本って知ってた? という質問も色あせた。以前は”テレックスはアルファベットだから、FAXじゃなくても英語なら用事が済んじゃうので発達が遅れたのさ”というのがちょっとしたウンチク話だったが、いまでは誰も感心してくれない。

◆そのFAXのお陰で弊害が出た。小田原の蒲鉾が編集部に届かなくなったのだ。何故?

◆当時私は、テレビのF1解説社ですっかりお馴染みのI宮Jさん(バレバレか)の担当編集者だった。I宮さんは通常、原稿を郵送で送ってくれていたが、締め切りが近くなるとI宮さんが直接編集部に持参してくれた。今みたいに宅急便もない時代はそういうことになっていた。さらに締め切りのタイミングで次の原稿が重なっている時は、執筆で忙しいI宮さに代わってご母堂が原稿を届けてくれた。問題はここである。

◆そういう時は、お袋さんがお土産に小田原の蒲鉾を持ってきてくれたのだ。甘辛いタレ付きで串に刺さった編集部でも食べやすいとっても美味しい蒲鉾だった。原稿がFAXで届けられるようになって、蒲鉾も来なくなったのだ。悲しい。

◆FAXで便利になった喜んでいると、美味しい蒲鉾は食べられなくなるのである。

◆世の中、便利になると何かが失われるが、それが最初から失われちゃっている世界も存在することが分かったのであった。”真相”は、告白が許されるようになったときのお楽しみ(^^ゞ 。
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