謝りゃいいのか
◆午後一に新宿で打合せ。勝負の始まり。夕方の[STINGER-magazine]会議までの空いた時間にうまいことK子カメラマン(女じゃないです–笑)から電話。大森で写真をいただき、次男に電話して新宿で待ち合わせた次男にスキャンを手配に行かせて曙橋。そういえば、スキャンの数が膨大で、いったいいくらかかるのか心配になってきた。
◆そういう心配を余所に(当たり前だ)小沢さんがパーティのあいさつで「新年早々お騒がせしてすいません」と謝ったそうだ。こうした時にいつも思う。いったい誰に謝ってんだろうか。”みなさんに”? そんじゃ、みなさんて誰?
◆吉兆も、なんとかポークだかミートだかも、赤福も、みんな謝ったが、そこで思い出すのは若山富三郎さんである。以前に書いた気もするが、弟の勝新太郎さんが、ハワイからパンツにマリファナとコカインを隠して現行犯逮捕されたとき、日本で若山富三郎さんがマスコミに引っ張り出されて会見になった。とある記者が質問した。”弟さんが世間を騒がせたことについて責任を感じているか”というようなことだったと思う。普通なら、ここで”お騒がせして大変申し訳ありません”となるところを、若山さんは、「騒がせてたんじゃなくて、てめぇらが勝手に騒いでいるんじゃねか!」と怒鳴ったのである。テレビの画面に、思わず大拍手した。ちなみに、勝新さんは勝新さんで、逮捕後の会見で、「今後はこういう事件を起こさないように、パンツをはきません」と言ったらしい。兄弟そろって豪傑だ。