思った通りの中国
◆朝一の成田エクスプレスで羽田に向かう。羽田に成田で行く? 通勤ラッシュに大荷物は迷惑なので、午前中のフライトは特急に限るのだ。中国は、羽田から飛ぶことと、たった3時間で到着することから、海外の気がしない。サーキットからクルマで5分のホテルを今年から使うことにしたが、メールもサックサクで、ここでも海外の気がしない。しかし、こう順調だときっと何かが待っている。
◆Cトップの原稿を書いて、タクシーでサーキットへ。スタート地点を見下ろすプレスルームの窓際に席を取り、思った通りの展開になったディフィーザー問題の原稿を書いて送信。帰りはタクシー乗り場で出会ったフランス在住のドイツ美人と相乗り。残念ながら乗れたのはそこまで(笑)、なんて調子こいてたら、やっぱり反動はきた。
◆夜になってホテルの回線が愚図り始めた。メールの受信が何度やってもタイムアウトになっちまう。ということは、新たなメールが受け取れない。夜はネットラッシュの時間なのか。それはいいのだが、締め切りに間に合わせて無理やり用意してもらった[STINGER-VILLAGE]の写真が受け取れない。サーバーを使ってアップしてもらい、なんとかゲットするも、イライラ防止のため、と理由を付けて、2週間分の甘納豆を半分以上食ったので、体重増加を心配しなくちゃならなくなったじゃないか! 責任者出せッ!!←食ったのはオマエだろう。
◆中国にいるとついつい怒鳴りたくなる。こちらの人は普通のしゃべりが怒鳴り合いだ。意志を伝える願望が高い、とでも言おうか。それが運転にも現れる。中国の道路で感じるのは、運転が元気(←最大限我慢の表現)なことなのだが、トラックが多いことも中国の高速道路の風物詩だ。あんまりきれいじゃないけれど、いろんな色のトラックを眺めていると、”物流”という言葉が浮かび、人口の多さを現実として感じることができる。積んでいるのは、鉄鋼だったり、野菜だったり。”中国人が一斉にジャンプしたら津波で日本が沈む”と、小学生のときに教わったのは、ジョークじゃないかもしれない。