高松志門師匠
全然関係ないが、数日前に食ったアボカド丼がバカウマ。アボカドを切って、鰹節をかけて醤油を垂らすだけ。お試しあれ。
◆久々に打ちっぱなし。ひとつは、高松志門さんを思い出したから。「まさかりで木を切り倒す時のスタンスはクローズド」という説。確かに、これなら無理なく力が入りそうだ。かつまたグリップを緩めてヘッドを感じて振ればいい。ということで早速150発。巧く打てた(時もあった–笑)。
◆物事のつながりに感謝。三男がもの作りに興味を持ったというので、林みるのさんが書いた『童夢へ』を薦めたら、面白がってむさぼり読んでいる。それを見てこっちもなにか面白い本がないかと本棚を物色したら、『寝ながら学べる構造主義』(内田樹著・文春新書)という本が見つかった。構造主義? 全然わからんけど、”寝ながら”というフレーズに食いついて前書きを読んだら、面白くて1冊読んでしまった。ということで本日も寝不足気味の1日(笑)。
◆内田さんに同調したのは、構造学の専門家だが、「専門書は読まない」という意見。「入門のための」解説書や研究所はよく読むという。「専門家のために書かれた解説書」は、「例の、ほら、あれ・・・参ったよね、あれには(笑)」てな「内輪のパーティ・ギャグ」みたいなことが延々と書かれていて身の置き所がない、とのご説。まったく同感。「入門者のために書かれた解説書」は、とりあえず「敷居が低い」とし、「どんな読者でもお客様としてむかえようという態度がそこにある」。
◆テレビのF1解説がこの最たる例だ。「知ってることを積み上げるだけ」で、「知らないことが軸になっていない」。これでは本質的なことが伝わらず、ラディカルな問いかけにならないから興味も出ない。そして、「分かりやすい」と「簡単」は違う、という意見も面白いと思った。
◆「素人」という言葉がある。F1のテレビは、相手を見下して、多くが素人であるかのような放送内容になっている。しかし、視聴者や読者は、「素人」ではなくて「知ろうと」しているのだ。そういう人がテレビを見ていることがわかれば、自ずと放送の方向が見えてくるはずだ。
◆フジテレビが日本GPの冠スポンサーを降りるという嬉しいニュースが囁かれている。マスコミであるフジテレビが独占しているうちは広がりは出ない。これを期に、内田樹さんにアドバイザーになってもらって、楽しいF1放送になるように検討会を開いていただけないものかしら。