F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

知られざる世界

◆ピアニスの辻井伸行がワールド・コンテストで優勝したテレビを観て泣いた。世界中から選りすぐりの、どれを聴いても素人のオレでも思わずウットリするレベルの演奏が終わり、3位から受賞者が発表される。「3位は、・・・該当者なし」。場内が少しだけどよめいた。2位に中国人女性が選ばれ、そして「優勝者は二人います」というプレゼンターの嬉しそうな報告に、場内がとても幸せなムードになった。

◆二人のうちの一人が辻井伸行。審査委員長は、オーケストラはコミュニケーションが大切だが、彼は目が不自由なのに他の誰よりもコミュニケーションを取りやすかった、信じられない領域に到達している、と言った。鳥肌がたった。目が見えないということをはるかに超えて、見えるだけでは到達できないもっと素晴らしい気高い世界があることが証明されたからだ。

◆演奏が終わった時もスタンディングオベーションだったが、受賞の発表の時には、観客はもちろん、受賞で自分の名前を呼ばれることを祈りながら待っていた競争相手まで、総立ちで拍手を送った。素晴らしかった。オレが知らないところにこんな凄い世界があることが不思議だった。世の中狭いという話を最近書いたような気がするが、実は世の中、知ってるより遥かに広かった。

◆ヘレス・テストは、束の間のドライコンディション。フェラーリの人気が凄まじい。平日というのに、スペインやイタリアのこういう光景を見るたびに、こいつら仕事してるんかいな、と気にかかるほどの大入りだ。F1は、南ヨーロッパからジワジワと開幕戦に向けて盛り上がり始めた。

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ビールに合うのはもちろん、ご飯にもオススメ。ご飯と一緒のときは、醤油を一滴どうぞ。

◆昼飯がうどんだったので腹が減った。冷蔵庫を物色したら、バラ肉ブロックが出てきた。ちょうどいい具合に半冷凍になっているので、5mm幅にサクサクと切り、ネギ間にする。感動の後には感覚が鋭くなっているので、こう言うときの味付けは上手くできることになっている。

◆まず、鶏ガラスープを一振り、軽く塩コショウして、うどん粉をササッとかけて、ガスのグリルで焼く。バカウマ。焼きトンにうどん粉をかけるという発想は、たぶん普通じゃ浮かばない。が、中華の酢豚やうま煮の肉はそうなっているからなぁ、ということでやってみたのは大正解であった。昨日のカレーといい、今日の焼きトンといい、もっと食いたい、ということは、要するに欲求不満の証拠ですぜ、ダンナ。夜中になんか腹減ったなぁ、と思って冷蔵庫を空けてみるけど、取り立ててどれを食いたいというのでもない。そういう状況の時は、ほぼ間違いなく欲求不満だそうです。いや、性欲に限らず、なにかモノ足りていない。例えば、原稿が進んでないとかさ。(^^ゞ


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