持つべきは友
◆世間というのはこうして動いていくものだなぁ、と思わず頭が下がるメールをいただいた。差出人は高橋晴邦さん。1960年代から1970年代にかけて、トヨタ・ワークスの中で若き天才と呼ばれたレーサーである。一応ご本人がここをご覧になるかもしれないので大げさに書いておかねば(笑)。冗談ともかく、ニッサンの長谷見昌弘に対して、トヨタ若手の生え抜きといえばこの人であり、実は、お隣さんのテッペーこと中尾省吾さんが、”晴邦会”なるファンクラブの会長を務めていて、それをオートスポーツで大学時代に知ったオレが、当時中学生だった中尾少年に”アンタに負けたのが悔しい”と手紙を出して友達になったという、いわば恩人でもある。
晴邦さんが活躍した時代。当時のポスターはマジ、かっこよかったなぁ。←と真ん中が富士1000km、右は生まれて初めて観た富士スピードウェイでの”日本カンナム”。、
◆紹介が長くなってしまったが、晴邦さんからのメール(当然cc。だが、そのメンバーは、鮒子田寛、長谷見昌弘、生沢徹、見崎清志、寺田陽次郎、高原敬武、柳田春人、関谷正徳さんなどのお歴々が並んでいる)。その内容は以下の通り。
◆各位
今回は、僕と長年の友人であるF-1カメラマン第一人者、 原富治雄君の写真集と写真展のご案内です。
昨年まで、原君は30年間に亘り、世界中のF-1レースを重い機材を背負って撮り続けてきましたが、還暦を迎えるのを機にF-1取材活動を一時休止!しました。
このたび、4作目の写真集「サイレント サーカス」 の発刊とともに、全国6ヶ所のキャノンギャラリーで写真展を開催します。
ご興味のある方は、是非、写真展にお越しいただき、作品をご鑑賞下さい。
また、原富治雄 F-1 写真集 「サイレント サーカス」 (発売元・三樹書房)には叙情的な数多くの作品が掲載され、彼独特の世界を創りだしています。
F-1レースへの興味を問わず、お買い上げいただきご覧下さい。
◆メールをいただかなかった方も、まずは、3月4日からの銀座キヤノンサロンの「FANTASMA」 原富治雄写真展に是非。