F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

記念の日

◆トルコGPは壮絶なレースだった。フェラーリが800戦目、L.ハミルトンが父親の50歳の誕生日にシーズン初勝利、可夢偉が初ポイント獲得。

◆そうしたプラスの記念だけでなく、負の記念日にもなった。レッドブルの二人が先陣争いから同士討ち、ここから間違いなくムードは『確執』の方向にシフトした。接触の後に、S.フェッテルは、二度にわたって頭の横に人指し指を向けてクルクル回した。”狂っている”という意味だ。スピンしながら中指を立てた、という説もある。22歳のそうした行動に対して質問された33歳のM.ウェバーは、「アドレナリンが出ていただけだ」と冷静に答え、たぶんその余裕の発言も若きS.フェッテルを焦りに誘うことになると読める。

◆23歳の可夢偉は、F.アロンソを追いかけてタイヤを使い切り、終盤にカーカスが出たタイヤでゴールまでなんとかたどり着いた。しかし、F.アロンソ追走でタイヤを消耗させてしまった自分に厳しく、初ポイントでも浮かない顔だった。しかし、目の前に、ワールドチャンピオンの赤いフェラーリが見えて追いかけないなら、F1ドライバーをやめた方がいい。むしろ、そこでタイヤの限界を知り、明日に活かせるのは、その意気込みがあったからこそ。いずれにしても可夢偉はまたまた進化した。後は、ザウバーの資金が続くことを祈るばかり。

◆帰りにT川Tアニイとカバブ。トルコの田舎は親切この上ない。唯一の欠点は、日本語はもちろん、英語を含めて言葉がまるで通じないことだ。世の中、バランスが取れるのはトルコでも同じであった(笑)。

幸せってのはこういう顔をいう。奥さんに、”あんた、顔でたべないで”とよく言われるんだとさ。
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