ありがたや
NAVIだから中味がビル群をあらわすようになっている・・・のではない(当たり前だ)。
◆富士のGTをさぼって自宅待機。渋滞覚悟で明日朝5時出発の、それも行き先がA型インフルエンザの真っ只中とも言われるバルセロナとあっては、体力を少しでも温存しておきたい。ということで、以前は考えられなかったレーシング小僧の名折れだが、家の周囲でウロウロすることにした。でもそのお陰で、久しぶりに洗車もできて、クルマをすっかり綺麗にしてあげられたのでいいことにしよう。
◆クルマと言えば、とうとうナビを新型にした。あ、 写真撮っておけばよかったなぁ。なにせ、1994年製のナビなもんで、モニターからイカスミ(マジでイカスミを使っているという噂があった)がにじみ出して、直径3cmほどの黒いしシミがあるまま3年ほど使っていたのだが、ウィンドウにペタリとくっつける簡易ナビを3万円也で購入。晴れて車載設定(といっても吸盤で着け、配線処理を少しやっただけ)。使い勝手を試すために、家の周囲を用もないのにひと回り。
◆古いNAVIを高校三年の三男にプレゼントしたら、案外喜んで分解し、中から出てきた基盤を”カッコイイ!”といたく気に入っていた。たしかに、地図が立体になっているみたいなビル群に見える基盤である。さすがNAVI←違うか。
◆流石といえば、A型インフルエンザ騒ぎの中で明日スペインに出かけることで戦々恐々の心境(案外小心者)のところに、友人から助け船メール情報が届いた。米国ニュージャージー州在住の作家冷泉彰彦さんが村上龍さんのサイトに書いたものとのことだが、内容の正確さ、公平さ、論点の鋭さ、見識そしていい意味の粘着質で徹底的に追求する姿勢が素晴らしいと思った。物書きはこうじゃなくちゃ。是非今度、F1を取材してほしいぞ(笑)。
◆「オバマと新インフルエンザ」と題する文章の中で最高だったのは以下のような下りだ。
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日本での対応に関してですが、違和感が残る点もあります。成田の女性がどうとか、横浜の高校生、名古屋のビジネスマン・・・「疑い例」つまり感染者の出ているエリアからの帰国者で発熱していた人がいるというだけで、厚生労働大臣が午前一時半に会見してみたり、地方行政との連絡体制に関して叱責してみたり、結果的にどんどん「心配性」がエスカレートしている印象があります。これでは、新ウィルスが上陸する前に多くの人が疲労してしまって抵抗力が下がってしまうのではとも思います。
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◆一方、別の友人から、「日本人第一号にならないように」という心配メールも届いた。”日本人第一号かぁ”。初物好きのオレは、一瞬魅力を感じて、急いで頭を振った。ブルブルッ。これだけは勘弁してほしい。