小さな気遣い
◆フランクフルト行きの飛行機の中でちょっといいモノを見た。隣の女性が”奇妙な”ことをした。二人の娘さんを連れたお母さん。娘たちはとても丹精な顔だちで育ちのよさを感じさせ、そのお母さんも仕立てのいいベージュのジャケットをさりげなく着こなしていた。
◆普通ならクシャッと丸めてどこかに突っ込む運命にあるやつが今回の主役だ。毛布が入っていたビニール袋。エコノミークラスでも全員に配られるあの毛布が入ってるビニール袋だ。
◆まず縦に3つ折にし、長い長方形になったそれを、端の方から三角形になるように畳んでいくのだ。何度かやり直して、とてもていねいに。
◆なにしてんのかなぁ、と横目で見ていて、最後にシビれた。互い違いにクルクルと畳み終わった三角形の端っこを、折り目に入れてきちんとした三角形にしたのだ。こんなもんなのに感動した。
◆クシャッとしてしまえはただのゴミなのに、ひとつの”もの”として、役目を全うしたことが、そのビニール袋から感じられた。思わず真似して、いいものを見せていただキマシタ、トお礼を伝え、”みんなに広めたいです”と言った。「本当に。日本人の心遣いですね。教えてもらった友人にも、一人広がったと伝えます」。狭い座席の疲れが半分になった。改めて、ありがとうございました、隣の方m(__)m。
◆その反動はちゃんと用意されていてね(笑)。フランクフルトから本日宿泊地のケルン駅前まで1時間の距離が2時間かかった。乗り越したからね(笑)。まぁ、1時間ほど到着が遅れた(☜もうちょっとじゃねぇの)が、到着したし、文句あっか、みたいな。しかし,ケルン駅前でレンタカーも問題なく予約できたし。
◆スイスで買ったナビのTOMTOMの動作確認もオッケー。約150kmの距離なので、余裕、と思ったら、メールを開いたら、50件ほど入っていて、まじめな私全部いちいち返信するので、相手は大変だろうなぁ。その合間にゴルフの予約をしたりして。仕事しろよな。