ないない尽くし
◆ベルギーGPのために予約したホテルはかなり笑えた。バンガローとタイトルにあるので、キャンプ場。サーキットから20分なので、いつもなら25ユーロが100ユーロになっても、近さでは文句なしだ。
◆さらに、マルメディというその街が、街中に花などが飾られてとってもいい感じである。オマケに、ヨーロッパのあちこちにあるでっかいスーパーマーケットの”カリフール”がある。ホテルの部屋(バンガロー)には、キッチンが付いていて、要するに料理ができるから、早めに上れる(と言っても部屋に到着したのは午後8時)木曜日を利用して、ワインのついでに肉など買い込んで、週末に備えることになった。
◆買い物ができた、ということは、食事が日本から持ち込んだレトルト食品でなくてよくなった、ということで、昼間チェックインしておいた部屋に、なんだかウキウキ気分で戻った。これたけウキウキしたら、世の中バランスが取れることを薄々気にしながら。
バンガローにしては立派。でも、ホテルにしてはちと厳しい。でもキッチンが着いているのは嬉しいが、タオルと石鹸が(泣)。
◆辺りは夕暮れが迫っていて、階段をおりて入るという奇妙な部屋の電気を付けたいが、スイッチを入れても点灯しない。暗闇のなかを携帯電話のモニターのライトで壁をゴソゴソやるも、付かないゾ。そのうち、隣人が帰宅したので訊いてみたら、ドアの外のブレーカーを上げからだと。一件落着。しかし、世の中、というかキャンプ場は甘くない。考えたら、オレんちもキャンプ場だった。バンガローは普通のホテルとは違うよなぁ。
◆まず、調理に備えて手を洗って気がついた。タオルがない・・・! フロントで4ユーロで貸し出していた。ここも乗り越えシャワーに入ろうとしたが、シャンプーがない!! 最悪だったのは、タマネギを切ろうとしたら、包丁がない。泣く泣く(ホンマ、涙ボロボロで)フォークとセットのナイフでガシガシとタマネギを刻んだ。
◆バジリコと塩、ガーリック粉末をオリーブオイルで焼いたラムチョップと、牛肉と鶏の足の煮込みはそれなりだったが、家で食ったら全然うまくねぇだろうな(笑)。
それなり。
◆ビール呑んで、ワイン呑んで、食いすぎた。ところで、煮込み、到底3日間では食い切れそうもないので、お近くを通り掛かった方は、是非、残飯整理に来てください。腹減ってたら美味いと思います。