貝と歯は固さは似ていなくもない。
◆世の中バランスが取れた。T川Tアニイと夕食。一人じゃないのはやっぱり嬉しい、とかいいつつ、オリーブオイルとバルサミコをかけて塩を振って食うシンプルなサラダ、中でもトマトが素晴らしい味わい。フンギのピッツァが相当美味かった。白いワインも美味しかった。ハウスワインもかなりイケて、幸せな気分になった。
主役は、向こうに写っているオッサンじゃなくて、手前のサラダ。質素で美味し。特にトマトは絶品。
たいしたことがないように見えるピッツァ。だが、猛烈に美味かった。チーズがでしゃばらず、
一見マッシュルームにしか見えないフンギが、ちゃんとフンギポルチーニ。
◆だが、最後に出てきたパスタの海老を食っていたら、ガリッと何かをかみ砕いた。小さな貝だと思って貝殻の残骸の皿に棄て、しばらくたって気がついた。左上の前歯が欠けていた。貝じゃなくて歯だったのねハハハ(←笑ってる場合かよ)。
◆すでに貝殻の残骸とともに、永久歯として50年以上付き合った身体の一部はごみ箱に消えていた。笑うと欠けているのが丸見えなので、帰国するまで笑わないようにしよう(←絶対に無理)。
◆ところで、ホテルに着いて不安定な回線にドギマギしていたら、モンツァに来れず、だからフンギは食えず、さらにまずさではドイツに負けないイギリスかにいる友人から電話。フンギの美味さを伝えたら、”うらやましい!”といいつつ、いまディナーが終わったという。誰と?と聞けば、ヌァンと、エリック・クラプトンとだとさ。フン、フンギの方がいいもんねァ~。ちょっとだけ負けてる気はするが。
◆ということで、エリックさんは、明日、モンツァに来るそうだ。たぶん、そのことを知ってるのは、世界中で、スクーデリア・フェラーリを含むごく一部の関係者と、エリックさんと、これを読んだ日本人だけっ、てことで。