イカ墨
◆モンツァは、おいしい。もちろん食事もだが、いろいろあっておいしいのである。やはり、うっそうと生い茂る木々の間を縫って走るコースには、いろいろな状況が潜んでいるのだ。そこに持ってきて、各チームの状況が、シーズンも終盤の9月頃になると、それぞれに事情が出てきて面白い。
例えば、チャンピオン争い
◆優勝すれば25点なので、残り6戦を全勝すれば150点になり、イタリアGPを迎えたところで44ポイントの10番手にランクされているM.シューマッハまでに権利ありだ。いやいや、レースは何が起きるか分からないぜ。
◆とはいえ、実質的にはL.ハミルトンとM.ウェバーとF.アロンソに絞られていたわけだが、F.アロンソがここで勝つとは思わなかったので、ますます”混沌”という言葉が当てはまる2010年になったのである。これはめでたい。
◆ちなみに、スタートできず、もしかしたら初めて悔しそうな顔を見せた可夢偉は、月曜日(13日)で24歳になった。モンツァの神は、誕生日プレゼントなんて、甘いことをしてくれない。しかし、可夢偉はと、それに負けない”心”を持っている、ということで。すでに、ポイントを取れなくていいレースは、カムイにはなくなった、とSK太氏が名言。その通りだ。
◆ホテルに帰り着いたのは21時過ぎ。「日曜日はピザしかないですあしからずゴメンナサイ」という情報をもらっていたので、まぁ、持参のレトルトか、侘しいピザかちょっと迷ったが、「ゴメンナサイ」といったお兄さんの気持ちをいただいて、ピザにすることにしたのだが、大誤算。美味いの何の!!
◆ベジタリアンか海鮮か迷ったが、お兄さんの”こっちは黒い”という言葉に釣られて、イカ墨の色であろう海鮮を頼んだ。本日、お腹の調子いまいちだったが、重くなく、さりとて味が浅くなく、木曜日にいただいたサーキット近くのフンギのビザもかくやの超美味であった。お兄さん、ありがとう!! ということで、来年も、サーキットから南に20分のLocanda del Veccio Gelsoに決めたのである。Grazie.
とっても美味しかった。Grazie-1
なんて楽しそうなんだ! スティングくんも大喜び。来年もここだな。Grazie-2。