メガーヌ(ルーテシアじゃなくて)。
◆横浜でメガーヌ・ルノー・スポールの試乗会。黄色くてスタイリッシュ&スパルタン、という古めかしいけれどクルマの本質を語る言葉を思い出らせてくれるクルマだった。エコばっかりにご熱心な最近の日本のメーカーは、なかなかこういうクルマを作ってくれない。
◆カローラ・レビンも、ブルーバードSSSも、セリカLBもフロンテSSも、今や遥か昔の化石クルマだ。時代背景からそういうクルマは難しいのは分かるが、新車の中に、20台に1台くらいは、そうそうクルマがあってもいいと思う。
◆そういうクルマとは、楽しさや運転に特化したクルマだ。もちろん、エコや環境、安全への配慮は徹底してクリアーしていただくとして、マインドとして、エコばっかり、安いばっかりのクルマを作って売って、”クルマ”という素敵な媒体の夢をつぶしてどうしようってんだろうか。
◆ルノー・ジャポンの方は、「ゴーンさんが直接注文してフロント部分にルノーF1のイメージを採り入れました」、と説明してくれたが、どこがそうだかよくわからないかったけれど、そんなことより、経費を節減しつつ、その分をきっちり取り返すことできちんとバランスを取る算段を具体的に車内で行っているところが流石ゴーンさん。「対費用効果が合いません」と言って、金のかけすぎ開脚したどこぞの国の自動車メーカーとは、このあたりが一味違って、クルマ文化の浅はかさを見透かされてしまうのが哀しい。
◆メガーヌの味については、早速感想を届けてくれた中尾省吾さんのページで。
オチャラケてっけど、視点は鋭いよ。
◆そうそう、謝罪しなくては。ツイッターに、帰り地下鉄の中で慌てて書き込みしたら、メガーヌをルーテシアと書いてしまった。ごめんなさい。せめてもの救いは、他社のクルマじゃなかったことだ。←同じ会社でも十分な過ちm(__)m。同時に、ツイッターで指摘していただいたCat_Paradox さんに感謝します。