F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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想像力は創造力

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いまから走る、と思っただけでゾクゾクする。想像は楽しい。

◆バレンシアのF1会場で気がついたのは、イマジネーションの大切さだ。静止画像は、情報量で映像には絶対に適わない。だが、映像にないものがある。それはむしろ、見えないからこそ沸いてくるイマジネーションだ。

◆上の写真は、可夢偉がこれから初めてニューマシンでコースに出るところだ。どうなるのか、勝手に考えて、勝手にワクワクしたり心配したりする。そんなこと、チームにとって、何の影響もないが、考えるのはこっちの勝手だ(笑)。

◆ということで、イマジネーション全開で聞いてほしいのがこれ

◆ちなみに、これは、可夢偉が初めて2011年マシンであるC30をロールアウトする記念すべきラップでなのだが、それを思い浮かべながら聴くと、イマジネーションは一層強くなる。

◆可夢偉のロールアウト・ラップの音は、排気を利用したダウンフォース獲得法である”ブローン・ディフューザー”の効果音と言うべき独特の音がする。実際には、昨年までのブローディフィーザーとは微妙に違うものらしいが、要は排気の流れを使ったアイデア。特に減速時に、はじけるような音が加わっていることに気付くはずだ。

◆まてよ、でも、もしかすると、KERSが効いている音かもなぁ、とも思えてくる。だが、正解はどっちでもいいのだ。肝心なのは、こうしていろいろと想像力をたくましくすること。楽しさは、与えられるものではなくて、自分で創造するものだからだ。いや、創造じゃなくて想像か。想像が創造する、という単なる親父ギャグでゴメンナサイだが、イマジネーションの楽しさを感じていただけたら、バレンシアまで来た甲斐があるってもんだ。

◆ということで、こちらも、お聴きください。可夢偉が初めて連続周回に入ったストレートを、ピットウォールぎりぎりをかすめていく。録音していて、思わずのけ反った場面を想像しながら聴くとなお楽しい(笑)。

◆ついでに、こっちは、イマジネーション全開で、ご覧ください!!(笑)。いくつになっても、想像は楽しい。

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