試練
◆曙橋で、とっくにお願いするべきだったのに朝お願いしてプリントウトしてもらった企画書を受け取り、霞が関で打ち合わせ。協力組織の正式認可のためには、出資元が先決である、という結論が出た。実に当たり前の結論である。もう少し具体的な予算計算書など揃えて、スポンサー活動に入ることにする。
◆やうとしていることが荒唐無稽な、まぁよく言えば文化的なことなので、ベースが確定していないと詐欺師になってしまう。各方面に迷惑をかけず、実現のためには、まずはベース企画の最低線を固めて、そこから枝葉を延ばしていくべきか。日本GP前後までに時間がありそうでない。その前に、3月15日までに申請書も必要だ。こんな時に限ってF1テストが重なる。神はあくまで、試練を与えてくれようとするのである。
◆出発前に、化膿していた右足親指の巻き爪を見てもらおうと、近所の”外科もあるらしい”というクリニック。いつもは胃腸の調子見てもらっているが、外科はどんなのかな、と半信半疑で受け付け。雪のせいか、元々お年寄りが多い病院はガラガラで、1分もしないうちに「山口さん、どうぞ」と呼ばれた。
◆ほぼ待たずに診察室。「巻き爪で」と右足指を観た瞬間、看護婦に「ニッパ持ってきて」と言った先生。いきなり、バチッバチッと、巻いている部分の爪を切ったのである。あの、巻き爪はもう自分でほじくり返して、爪が刺さっていたところが膿んでいるのでそっちを診て欲しかったんです”と言うまもなく、ババチンバチンである。医者はイケシャァシャーと、「もうちょいかな」、と言いつつ5回もバチンバチンした。「ゔぇ~!! 痛いいてててて!! うぎゃ~」。「本当は、根元の方まで切っちゃった方がいいんですけど、それだと麻酔をしなくちゃなんないので、こんなもんでいいでしう」。悪りぃけど、十分、麻酔が必要でしたって(泣)。
◆しかし、医者とは言え、人の爪を、地を出しながらバチバチ切れる度胸にはたまげたが、痛すぎてドンだけ痛かったか忘れた(笑)。不思議なことに、塗り薬が麻酔効果があるせいか、曙橋霞が関、新橋、東京、西八王子から家まで、多少はかばいつつだが問題なく歩けた。人の身体はどうなっちゃっているのだろうか。
◆しかし、問題は、夜になって、多少ジンジンと痛みが来始めていることだ。寝れなかったらどうしょう。と、気になって、今日も寝られないかもしれない。