F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

ジャッキーさん、やすらかに

◆バルセロナでテストが始まった。在日時差ぼけ状態。それよリ参ったのは、一昨日”小手術”した右足の親指に、夕べから痛みが出て来たことだった。入眠剤と精神安定剤を飲んで、ウンウンと唸りつつやっと寝たが、起きても痛さは変わらず。医者に行って痛み止めを処方してもらった。「5時間は間をおいて飲んでください」と調剤薬局で言われた瞬間、なんだかすげ~効きそうな気がして、聞いただけで痛みカ和らいだ気がした。便利な性格だ。

◆実は、昨日の夕方、サンメンバーズCCから電話があった。「雪がフェアウェイにも残っておりまして、その関係で30分スタートを遅れさせていただきました」。つまりこの状態でゴルフの予定だったのである。雪が降らなければ、どんなことがあっても行っちゃう馬鹿者(オレです)は、バルセロナのテストの時差ぼけと巻き爪小手術後遺症でも、足を引きずってゴルフをしたはずである。それは、一昨年の正月に証明している。同伴のIちゃんご夫妻は、気の毒がってゴルフどころじゃなかった。ということで、S世さん、H田オネェサン、雪に感謝してください(笑)。

◆夕刻、足を引き擦りながら(痛み止めで痛くはないが根性なしなのでビクビクして歩くので)、信濃町の千日谷会堂。鈴木亜久里さんのご尊父の通夜。ジャッキーさんこと鈴木正士さんは、日本のレーシングカート創世期に、いつくも豪快な武勇伝を残しているが、いつだったか、モナコの1コーナー先の坂道で、乳母車を押しているジャッキーさんとすれ違った。乳母車の乗員は、亜久里さんの息子の瑞翔(みずは)君。なんだかすごく嬉しかった。

◆喪主の亜久里さんは、珍しく声を詰まらせながら、親父さんの思い出を挨拶した。「親父は、好き勝手なことをして、人生を全うしたと思います。亡くなった瞬間に、す~っといい顔になった。辛い病との戦いを終えて、安心して、あちらの世界に行ったのだと思います」。74歳は若すぎるが、中身の濃さで取り戻していた、ということだ。

◆2007年にガンが見つかり、医者から長くて3年、本当は半年、と余命宣告を受けていた。水上バイクの輸入の仕事が縁で、愛知県の海岸に居を構えていたが、東京にいた方が、という医者の勧めを断って、抗ガン剤治療のために、新幹線で通う生活をしていたという。最後の入院となった2月の時も新幹線に一人で乗って病院に行った。病魔の足音は、薬より大きかったが、生命力の強さが、冥界への旅立ちを阻止していた。だから「す~っといい顔になった」。戦って、戦って、やり尽くして旅立ったお父さんにの冥福は、祈りが必要ないほど、見事だったのだ。やすらかにお休みください。

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無宗教葬。300人以上による献花だけがしめやかに行なわれた。
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