F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】  > F1に燃え、ゴルフに泣く日々。 >  >     ちょっと早い夏の夢

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

ちょっと早い夏の夢

◆ビックリしたというかたまげたというか。[STINGER-VILLAGE]の住民の提言に凄い反響である。私のところでは見たことがない。正直、ちょっと羨ましい(笑)。

◆私が書いた雑誌や新聞の記事に、何度か”クレーム”をいただいたことがある。連絡先が分かる場合は、できるかぎりていねいに返信して理解していただくように努めた。中には「馬鹿野郎」呼ばわりのクレームもあったが、できる限り建設的に答えることにしている。

◆そうしたクレームが届くのは、半分が私の文章力のなさや言葉足らずが原因だが、残りの半分は、読者の早とちりや読み込み不足にもある。何かキーワードを拾ってそこからマンジリとも動かずに、”オマエはこんなことを言ってやがる。ケシカラン!!”という論調になる。しかし、よく読でもらえれば、そんなこと言ってない場合が多い。とはいえ、こちらの筆足らずもあるので、責任は折半だ。

◆しかし、この意見に対して、物書きなら、文章力を鍛えろ、というのは当然のありがたい意見だが、でも、読解力のなさまで甘えずに、読み取る能力を養ってください、というのも間違っていないと思う。

◆仰ることは分かるけど、そういう理解をできない人もいるので、表現に注意したらいかがか、という意見もある。確かに。しかし、そうしてソフトにすると、言いたいことが伝わらない、という可能性もあったりするからややこしい。そもそも、そこまで甘やかすから日本は骨抜きになった、なんて抜かすとまたまた抗議が殺到しそうだ。

◆ところで、[STINGER-VILLAGE]を中心に、[STINGER]は、「情報を”マスコミ”という名の集団から一方的に送る時代は終わっている」という観点を基本にしている。これからは、情報を共有しつつ、もっと深くて広い楽しみ方に変換していく予感がする。ウィキペディアを初めて見た時はショックだった。ツイッターもフェイスブックも、まぁ、いろいろ言われているしほとんど見ないのでよく分からない2チャンネルも、専門家だけではできない巨大さだ。

◆実は、ツイッターとフェイスブックに共通点がある。[STINGER]、中でも[STINGER-VILLAGE]が目指していたもの、というところだ。もちろん、こっちの能力不足で一緒にするのはおこがましいが、[STINGER]が目指しているのは、言ってみればフェイスブックのレーシングバージョンなのだった。

◆その昔、オートスポーツの読者ページに投稿した。400字くらいの投稿の最後に、(神奈川県津久井郡・山口正巳←当時はこちら、今は正己。ちなみに現在は住所が変わって、相模原市緑区になっ手相模湖町が消滅して哀しい)と印刷されているのを見て大喜びした。その掲載誌を送ってくれた三栄書房の封筒は、今でも実家のタンスにしまってある。今でも、似たような人がいるはずだ、と思う。

◆以前は月1回のオートスポーツとオートテクニックのレース雑誌と、カーグラフィックなどの自動車専門誌からしか情報取得の方法がなかったが、今はインターネットで、ほぼ無尽蔵に誰でも情報を手にすることができる。それを提供する場として、オートスポーツの読者のページが拡大したら、と考えると身震いする。

◆たとえば、用語辞典を作ろうとすれば、編集部だけでは人力にも知識にも限りがある。リリースなどの英文翻訳も、専門家を時差を無視した労働基準法ギリギリでこき使わずに済むかもしれない。

◆金網で区切られたレースの現場は、内側と外側に区分されるが、実はインターネットがその金網を突き破ってしまったのではないかとという気がするのだ。むしろ、金網の外からしかできないこともある。オートスポーツの投稿のように、喜んでもらえるジャンルを提供できれば、世界が一気に広がる予感がする。

◆現場からの情報は、スティングくんが担当し、みんなで作る情報基地。[STINGER]がそういう場になれたらいいなぁ、と夏の夢。

現場は任せた(笑)。
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