ルマンのポスターで発見した驚愕の事実!
よ~く、観てちょうだい! 左下です(見えないか–笑)。ではず~っと↓の方を。
◆[ROSSO×ROSSO]の打ち合わせに伺った某所で、ルマン24時間のポスターを見つけた。何気なく眺めていたら、1923の数字が目に入った。それは1923年に行なわれた第一回のものだった。だが、それだけなら、”ほ~っ”と思って終わり。だが、もう少し詳しく観ていてギクッとした。左下にある文字である。
◆”JAZZ BAND ATTRACTIONS”と書いてある。目をしばたいてもう1回見たが、間違いない!←それが何か? と思ったアナタ、腕立て500回の刑だ!
◆1923年は、9年前に79歳で亡くなったオヤジの生れた大正11年である。だからなんだ、と思ったアナタ、ここではアナタが正しい。結論を急げ、と思ったアナタも正しいので先を急ごう。
◆最近のF1で、世界的なアーティストを呼ぶ”F1 ROCK”というイベントがあるのは知られたところだ。F1だけでなく、そこをキーワードあるいはフックにして、同じようなハイクォリティのショーを見せる。たくさんの人が集まってイベント全体が盛り上がるのだが、レーシングコースは、大きなスタンドやトイレの設備、それに入場者を区切るフェンスなど、コンサートに必要な”インフラ”が整っている。ナルホド、これは新手の商売と思って感心していた。なのに、フランスでは、88年前に、最新と思い込んでいたアイデアが存在していたのだ。これがビックリしないで何に驚けと言うのだ。
◆もう少し考えると、すでに88年前に、”クルマ”やそれを使って”競走すること”が、JAZZと同じレベルで理解されていたのではないか、という想像にも行き着ける。いまでも、高速道路の入口で加速したいのにコーナーがきつくなる日本におけるクルマの置かれたポジションを思って、泣きたくなったのであった。
これなら見えるか。”JAZZ BAND ATTRACTIONS”である!