F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】  > F1に燃え、ゴルフに泣く日々。 >  >     ハーレ~!!

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

ハーレ~!!

◆明日からヘレスのF1テスト。いろいろ心配だらけだ。

◆まず、遠い。成田→チューリッヒ→マドリッド→ヘレス・デ・ラ・フロンテラ。ブラジルほどではないが、気が重いわぁ。

◆さらに旅行代理店が”スペイン国内区間はご自分で”ってんで取ったフライト。教えてくれたサイトがスペイン語オンリーで猛烈苦労したのはいいとして、気がつきゃ帰りのリスボンで、到着から出発まで1時間35分しかない。チケットの手配が別々だから、乗りつぎ保証がない(泣)。荷物預けたら、チェックインがリスキー。ならば、荷物を機内持ち込みだけにするか、このフライトを無駄にして、前日のフライトを新たに取るか。しっかりしてくれ、旅行代理店、だよなぁ(泣)。

◆しかし、世の中バランスが取れるのである。そういうかわいそうなお父様の境遇を救ってくれる”事件”が起きた。三男がハーレーを買ってきたのだ。ハーレーって、彗星じゃなくてバイクです。アメリカのでかいやつ。1200ccだそうだ。

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◆思い出したのは、小学校1年生のとき、初めてオヤジがクルマを買ってきた時のことだった。庭先で「お~い、クルマ買ってきたぞ~」というお父ちゃんの声をいまでも思い出す。それがオレのクルマ好きの原点がたらね。

◆次男が、”到着したらしいよ”というのでいそいそとカメラぶら下げて通りに出たら、いたいた。若干誇らしげな二十歳の青年→が(笑)。

◆次男にスターターキーを押させて(←ここもかっこいいじゃないか)、スタートする山吹色のタンクのハーレーを見て、思わず泣きそうになった。三人の息子、特に長男が自転車に初めて乗れたときのことも思い出した。まさに、三人の幼少時代が、走馬灯のように瞬時に駆けめぐった。初めて見た走馬灯(笑)。

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◆1200ccというので、もっとでかいと思ったが、案外小さい。またがってみた。重さにビビった。オレを知る誰もが、”乗ったんでしょう”、というと思うが、走るのはやめた。理由は3つばかりある。

◆ひとつは、重くて怖かったこと。そして、歳をとって根性というか、破天荒度合いが若干減退したこと。昔なら、迷わず乗り出して、そして転んだな(笑)。ピカピカの新車を傷つけちゃいけない、という思考回路も働いたが、本来のオレなら、そういう回路が欠落しているはずなのに、これはやっぱり歳のせいだろうか。

◆10年前に死んだ、バイクも好きだったオヤジが見たら、なんて言うんだろうかと思った。ときは巡り、そして、年寄りは去っていくのであるが、それが世の流れだと、なんだかすんなり納得できて気分がいいのはなぜだろう。

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◆ふと気づいたら、猛烈にバイクの免許を取りたくなっていた。自制がなければ乗れない代物だから、山ちゃん、人生勉強になるよ、という先輩の声が、耳元で響きわたるのである(笑)。

              →すでに、ヘルメットかぶっているのは、その時に備えてだ(笑)。
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