F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆水曜日の朝、バーレーンに到着した。最初はなんとなくびくびくしていたが、空港からF1歓迎ムード満載で、少し安心した。

◆ホテルに到着してひとしきりメールチェックをしたり、ドタドタした後に、フロントで危険地帯を尋ねたら、最初に答えたおねえさんは、”あら、どこかしら、あなた分かる?”と、隣にいた男に質問したくらいだ。情報というのは、勝手に歩くものだと思った。

◆逆もある。いつだったか、マンセルがウィリアムズ時代のハンガリーGPでの話。成田から編集部に戻って、そこで初めてマンセルがホイールナットが外れてリタイアしたことを知った。周囲は”アンタ、現場に行ってたんじゃないの”という白い目になった。一番近くのコースサイドで写真を撮っていた人間が知らずに、日本からテレビを見ていた全員が知っていた。

◆とはいえ、まだ安心はできない。”敵”はスケジュール開始の週末が狙い（狙っていればの話）のはずだからだ。毎日、戦々恐々の心境で、ホテルとサーキットの間を往復することになりそうだ。

◆ちなみに、ホテルのオニイサンたちの話によると、”BUDAIYA HIGHWAY周辺の集落内部と、RAS ROMMAN という地区には近づかない方がいいね”というくらい。そこも、ハイウェイを通るだけなら問題なしとのこと。2カ所はマナマの北側で、ホテルは南側。なので、”通勤”もニアミスすることはない。

◆ホテルの周辺は出歩いても問題なし、と言われて、早速近所のスーパーを覗きに行った。ビールを売っていないのは残念だが、いろいろ見て歩いているうちに台所があるんだからと思い立ち、牛肉を買ってステーキを作っていただくことにした。

◆オリーブオイルとガーリックソルトを買って、後は醤油をかければ上等なステーキになる。ズッキーニとキノコを炒めて、サトウのご飯で大変美味しゅうございましたm(_ _)m。