バーレーンの夜景
◆バーレーンGPがスタートした。水曜日に、フォースインディアのスタッフが乗ったクルマの近くに火炎瓶らしいものが投げ込まれたという情報が届いていた。チームがフリー走行2を欠場したのは、早く帰りたいからだ、という噂がまことしやかに流れた。
◆チームはこれを否定した。チーム内に内紛があったからではないか、というFIAの記者会見での質問に、フォースインディアのロバート・フェンリー副代表は、「水曜の夜、フォース・インディアの内部で不幸な出来事があり、チームを立て直す必要があった。そのためにプログラムを変更したのだが、それは予選とレースで力を発揮するためだ」と若干不思議な答えを返した。
◆それはともかく、不安をあおる情報が一人歩きし、金曜日夕方のプレスルームでは、早く帰った方がいいんじゃないか、という声も上がったが、その不安を一蹴したのが、夜の帳がおり始めた6時半頃に打ち上げられた花火(上の写真)。
◆ちょうどそのタイミングで明日に備えて予行演習を行なう音楽隊の行進曲が聞こえてきた。曲名は忘れたが、小学校の運動会でよく聞いた曲だったこともあって、なぜか心が休らいだ。
◆なんだかホンワカして振り返ると、そこにはコントロールタワーが美しく夜空に浮かんでいたのである。少しだけ、バーレーンが好きになった。
◆結局、まったくなにごともなくホテルに到着。昨日買っておいた海老とアサリと思しき貝をタマネギと一緒にオリーブオイルで炒めて、スパゲティを作ることにした。
◆粉末スープを入れてボンゴレ風が完成したが、全然美味しくなかった(笑)。ワインも酒もないので、要するに酒蒸し状態にならず、若干生臭い。乾燥わけぎを入れて多少はマシになったが、味の素をそのままなめているような味になった。ダシが濃すぎると美味しくないこともあろうかと、水を入れてスープスパゲティに方向変換。お~、麺はかなり美味しくなったぞ。しかし、海老と貝は2~3こ食べてお別れした(笑)。
◆明日は、サーキットが用意してくれるディナーをいただいてから帰ることにしよう。
◆それにつけても、ビールが呑みたい。