ルマンがわかる!?
◆1995年、初めて見物した1988年から7年目、確か3度目か4度目のルマンだったと思う。ルマンの歴史を64ページの1冊にまとめたくなってGPXの別冊としてしてGPXスペシャルという本を作った。これまで作った本の中で、ベスト3に入るいい出来だったと思う。
◆それは、マクラーレンに乗った関谷正徳さんが、日本人で初めて勝ったレースを速報できたというラッキーもあったが、内容的に我ながらいい企画が掲載できたからだった。
◆お気に入りはふたつあり、ひとつが、ここで紹介する、フランコ・リニによる『Ford has come!』である。1967年にフェラーリの監督を勤めたリニさんは、写真家の間瀬明さんに紹介していただき、オートテクニックやGPXに原稿をお願いする傍らで、様々な逸話や心構えを教えていただいたが、中でもフェラーリとフォードがどうして闘うことになったかというこのストーリーは、深く心に刺さるものだった。
◆今年、久しぶりにルマンの見物に出かけることになったが、その前に、もう一度、”ルマンとは何か”を振り返っておきたくなった。みなさんも、是非。ルマンの興味が増えますように!!