懐かしい、そして衝撃的だったジャコメリ
FBで話題になったブルーノ・ジャコメリ。イタリアが生んだ凄まじく速い天才だったが、F1では鳴かず飛ばずで終わった。しかし、1978年鈴鹿の、中嶋悟と星野一義をぶっ千切ったポールポジションは衝撃的だった。
上の写真は、その時のヘアピンでのフルカウンターの一瞬を捉えた『AUTO TECHNIC』1978年12月号。ラリー担当だった編集部員の難波貞文さんの写真。さすがカウンターステアの勘どころを捉えた写真だ。
ジャコメリのタイムは、1分53秒81。圧倒的だった。中嶋と星野は、1分54秒16の同タイムで、予選2位と3位に並んだ。
レースは、ジャコメリがスタートをしくじって星野がトップに立ち、中嶋がワーウィックとジャコメリを従えていたが、終盤、星野が駆動系のトラブルでリタイアし、高橋国光が、遂に無冠の帝王を脱してGPを制覇、ワーウィックをブロックするのに疲労困憊した中嶋が2位に食い込んだ。
というレースに行っていたことすら、実は忘れていたんだけどm(_ _)m。