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	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

モナコの青い空とコバルトブルーの海

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地中海性気候が空気の透過性をよくしてくれている。透き通ったモナコ全景。

◆モナコGPが始まった。幸運なことに、モナコGPだけは、他のGPのように、スケジュールが金-土-日ではなくて、木-土-日。なので金曜日の間に土曜日の予選と日曜日の金網デスマッチのためにハートチューニングをm(_ _)m。

◆モナコの空はとってもきれいだ。天気がいいからだけではない。もちろん、裏山から雨雲が降りてくることもある。雨のモナコは、またまた風情があるが、やはりスカッと晴れ上がった空こそモナコ-モンテカルロに相応しい。

◆空がきれいなのには理由がある。地中海だからだ。地中海性気候は、夏に向けて湿度が下がり、空気の透過性が高くなるのだと思う。簡単に言えば空気が澄んでいる。他のF1GPの会場でいえば、昔アメリカ西GPとして行なわれた、先日、琢磨が勝ったロングビーチもきれいだったが、モナコはより透き通っている。

◆モナコに行くと、写真がうまくなったと誰も思うはず。空気の透過性が高いから、ピントが合い易い。それだけのことであって、アングルやシャッターチャンス、構図がうまくなるわけではないけれど、気分がよくなると一生懸命撮ろうとするから結果として写真がよくなる、という効果もある(と思う)。

◆だからマシンのペイントがきれいに見える。しかし、ヘルメットを特別なカラーリングにしたがるのは、そうしてきれいに見えることも多少はあるかもしれないが、モナコの特別感がそういうところにも出ている。

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こんな写真はモナコならでは!!

◆第二期ホンダF1時代に監督だった桜井さんの名文句がある。”他のグランプリは、観客に観せてあげている、というイメージだけれどモナコは違う。観ていただいている、という感じかな”。

◆他のGPとの違いは、表彰台に現れる。モナコだけ、他の表彰台のようにスポンサーロゴが入ったバックドロップがない。なぜなら、そこはロイヤルボックスだからだ。階級社会が明確なヨーロッパである。ドライバーは労働者、下層階級なのだ。そのなかから、果敢に戦った3人だけが、ロイヤルボックスに招かれる。そういうヒエラルキーも、モナコGPでは感じられる。

◆なぜ空が青いのか、海が紺碧の感動的な色なのか、どうしてマシンのペイントがきれいに見えるのか、なぜ、特別なヘルメットを被りたがるのか、地中海とF1の関係を含めてモナコGPを観ると、別のF1が見えてくるかもしれない。是非とも今週末は、そういうモナコを観てほしい。

◆ちなみに、日本時間に23日午後9時にスタートするレースを最後まで観た人へのご褒美がある。チェッカーと同時に、モナコ湾に停泊したクルーザーやヨットが一斉に汽笛を鳴らす。みなさんご苦労さま〜、なその響きは、哀愁があってちょっとセンチメンタルないい気分になれる。

photo by by Jiri Krenek
光の魔術師Jiri Krenekのモナコの写真は、こちら
[STINGER]山口正己
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