アリガト・サヨナラ・マタ逢ウ日マデ
◆『knife edge』という加瀬竜哉らしいタイトル。”アリガト・サヨナラ・マタ逢ウ日マデ”など9曲を聴いた。こんなにウマイ人だったのかと今ごろでゴメンナサイm(_ _)m。
◆加瀬さんは、”スクイチ”こと『スクーデリア一方通行』を[STINGER-VILLAGE]にお願いしていた。超長文のプロはだしの深〜いF1ストーリー。そのベースとなった”no race no life”というサイトの存在に仰天してメールを送って知り合った。即座に意気投合して、西八王子で蕎麦を食ってから10年くらい経つ? しかし、まるで昨日のことみたいだ。
◆その加瀬さんは、昨年1月24日に帰らぬ人になっちまった。ファンが多かった”スクイチ”は、今回のアルバム制作の中心となったマネージャーの松本さんにお願いして、ご家族の承認をいただいて、永久保存にさせていただいた。一番古いところから読んでほしい。
◆で、彼が書いた全部を読めたら、あなたは偉い、というほど、どれもが長文である。しかし、辞められなくなる魔力もあったりするm(_ _)m。
◆F1の知識も凄いが、暗渠も凄い。地下に埋まった河川のことをそういうらしいことを後で知ったが、その暗渠(あんきょ)にハマって、遂にNHKの”熱中時間”の番組になったほどだ。連絡してきた番組制作会社の担当者の「だって、面白いじゃないですか。金髪のロック・ミュージシャンが暗渠探して歩き回ってる、なんて」という一言で、番組協力を承諾した、というノリがいいやね。
◆暗渠の”no river no life”に興味のある方は、とりあえず、たいていの人が知っている神田川からどうぞ。←待てよ、スティングくん、先にやられてたことを今ごろ発見したm(_ _)m。
◆ともあれ、加瀬さんと会ったのは、最初に家で1回、それからライブに呼んでもらって1回、ゴルファーとレーサーの”THE業界対決”の会場である富士スピードウェイで1回。たぶんそれだけだった気がする。なにの、もっとはるか前から知っていたような、とっても不思議な人。
◆そういう男の遺志を継ぐ、加瀬竜哉の『knife edge』、”アリガト・サヨナラ・マタ逢ウ日マデ”、オススメです。