会見中に、ラウダの言葉で思わず涙腺が緩んだ
映画の観客として外から新たな自分を見た、と感動コメントのラウダm(_ _)m。
映画『ラッシュ—-プライドと友情』の記者発表会が、2013F1世界選手権第15戦のスケジュールが始まった鈴鹿サーキットに隣接するサーキットホテルで行なわれた。
ビックリするほと大きな拍手の中でステージに上ったラウダが、とても真摯に質問に答えるのを見て、改めてニキ・ラウダという人の大きさを認識し、新たな一面に触れられた。
何度も観たという作品の中で印象的な場面は、という質問に、いかにもラウダらしい、そしてこの映画のポテンシャルを伝える、グッとくる答え。
「復帰の会見やその後のインタビューで、誰も目を見てくれなかった。見るのは、半分になった耳や、火傷の顔。そんな状況で、インタビューの途中で席を立ってしまったこともあったが、ハントに事故後、初めて会った場面で彼が驚いているのを見て、みんなそう感じていたのだということが分かった」
「入院治療中、懸命に闘っていたけれど、その状況を、妻や周囲の視線で客観的に外から見られたのがとても印象的だった。外からはこう見えていたのかと思って、非常に興味深かった」。
生れて初めて、会見でグッと来てしまった。マニアにではなく、壮大なヒューマンドラマとして観てほしい、という配給会社の代表の意見をその通りと思った。逆に、ロン・ハワードという監督が創った、『バックドラフト』『遙かなる大地へ』『アポロ13』『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』『フロスト×ニクソン』を片っ端から観たくなった。
F1GPが、別の角度から見直されることが大いに期待できるこの映画の本公開は、2014年2月 TOHOシネマズ日劇ほか、全国ロードショー。待ち遠しい!!